- 女性で営業をしてるが、正直向いてないと感じている
- 女性で営業職になるか悩んでいる
- 女性で営業になるデメリットを知りたい
この記事は、このような悩みを持つ方向けの発信です。
こんにちは、ガマドドラン(GamadoDragon)です!
営業職は求人数が多いだけに、営業職になろうかと考える人は多いと思います。
それと同時に、下記のような意見も聞いたことがあるかと思います。
- 営業だけは絶対やめとけ
- 営業は会社員の墓場
- 営業はキツイ
確かに営業職は楽ではないですが、職場の雰囲気 × 担当地域 × 慣れ が悪くなければ、営業職も楽になると感じています。
しかし現在の私の職場では女性営業職の方が退職率が高いため、その理由を考察していこうと思います(男性の営業も辞めています)。
この記事を読むことで、
- 女性営業のデメリットが分かる
- 気をつけるべき会社が分かる
- 営業以外のキャリアについて考えるキッカケになる
といったメリットがあります。
女性は営業やめとけ、と言われる理由
営業職は育休や産休と相性が悪い
近年は育休や産休を推進している会社が多いですが、営業は顧客ありきのため長期休暇を取得し辛いです。
どういうことかというと、まず産休を取る場合ですが、
半年程度不在になると、せっかくこれまで連絡を取って関係構築したり覚えてもらった顧客とも、また距離が出来てしまいます。
特にまだ関係構築が出来ていない得意先は、なおさらです。
微妙な関係の得意先を後任に任せたとして、後任が
- うまくやってくれれば、後任以上に自分が信頼されないといけないし
- うまくやらなければ、また関係構築のやり直しだし
で、いずれにせよ長期休暇を取ることによりデメリットが生じます。
さらに後任が顧客フォローをしてくれてなければ、自分の再着任後は顧客と軒並み疎遠になっていた、となれば大変です。
育休で時短をするにしても、こっちが時短しているかなんて気にしない取引先が多いです。
そのため事前に周知していても、必ず忘れて電話を掛けてくる取引先が必ずいます。
こうした時にきちんと会バックアップしてくれる会社だと良いですが、本人にお任せで会社携帯も持ち帰る環境だと、結局家で仕事をするという事になりかねません。
プレッシャーがキツイ
営業職は少なからず、下記のようなプレッシャーがあります。
- 顧客、社内、仕入先と交渉する
- 顧客から嫌われないようにする
- 顧客から忘れられないようにする
- モンスター顧客の対応
こうした事があるため、ストレスやプレッシャーに弱い人は辛い事があります。
そして女性は細かな部分に気づく人が多いため、得意先の反応から「自分は嫌われているかも」と感じ取り、気にしてストレスになる可能性があります。
これに加えて、仕入先や顧客と交渉をしないといけなくなった際は、さらにストレスです。
相手が嫌だろうと分かっている事をお願いするため、男性より共感力が高い人が多い女性は、さらにストレスを感じやすい可能性があります。
また女性は、
- 不快感を隠して、話せる人が多い
- 謙虚な人が多い
ためモンスタークレーマーの対応をすると、相手が調子に乗ったり、今後も再指名されてストレスになります。
取引先になめられやすい
社会として良くないですが、若い女性はなめられやすいのが現状です。
私の経験上、若い人と、女性はなめられやすいため、この二拍子が揃うと厄介です。
得意先によっては、若い女性が来ただけで、何も知らない新人をよこすな、と怒る人もいます。
そして営業職は取引先との交渉が多いため、男性より交渉に苦戦する可能性があります。
特に大変なのが、仕入れ先や社内への交渉です。
交渉をしないといけない事が多いのは、多くが仕入先や社内です。
具体的には、
- 納期や、急な送り先変更 等
- 値引きの相談
- クレームへの返品や返金対応
といった事がありますが、こうした事を交渉するたびに、

この取引先、自分の時と、前任の〇〇さんの時とで対応違わないか?
と感じる事がある可能性があります。
このため気弱な女性だと、不利な条件を飲まされたり、交渉に疲れ果ててしまいます。
一方で神経が図太く、交渉ごとにも耐えれるような強い女性は、それはそれで次の問題が発生します。
成果を上げると妬まれる
メンタルが強く、交渉ごともうまくこなして成果をあげれるようになると、男性が多い職場の場合は男性から疎まれる可能性があります。
なぜなら、
- 女性は守ってあげたくなるような方が可愛い
- 仕事は男の見せ場で、女に抜かれるのは悔しい
と感じる人が多いからではないかと思います。
そのため気が強くて売上を上げる事が出来ても、周囲が協力的ではなく、社内のやりくりに苦労する可能性があります。
接待がある
営業だとどうしてもお客さんと夜ご飯を食べるという機会が出てきます。
ここで男性同士なら、会社と会社の付き合いから個人と個人の付き合いに発展して親密になり、お客さんの懐に入り込んでいきます。
しかしお客さんが男性でこちらが女性だと、お客さんの懐に入り込みすぎると恋愛対象に発展してしまう可能性があります。
そのためこの絶妙なバランスを維持しながら深い付き合いをしないといけず、これは至難の技です。
また得意先の食事を断り続けるのも、フットワークが良くないと思われるためやりづらい一方で、子供が出来ると食事に行けないため顧客との距離感は難しいでしょう。
悩みを相談出来る人が少ない
営業職の環境は、社内も社外もまだまだ男性が多いです。
そのため女性営業ならではの悩みが出てきた際に、相談できる先輩女性営業が少ない場合があります。
そうなると自分で対策を考えたりしないといけず、苦労します。
さらに女性が少ない職場だと、女性社員の悩みを理解していないため、
- 育休や、産休
- 突然の体調不良
- 女性用トイレ・洗面台
といったことへの配慮が不足している可能性もありえます。
気をつけるべき会社の特徴
ここまで女性の営業が何故やめとけ、と言われているか私なりに考察をしてきました。
とはいえ事務職は減りゆく職種だし、経理なども今から目指すのは大変だし、、、という人もいると思います。
しかし営業の仕事しんどいのはそもそも、営業だからという以前に会社の問題もありえます。
そのためここからは、営業としてやるなら避けるべき会社の特徴を紹介します。
女性営業の前例がない、or 少ない
これまでで述べたように、男性が多い職場だと女性特有の悩みなどに配慮が出来ていない事が多いです。
こうなるといちいち自分で会社と交渉したり、上司に相談する必要があるためストレス要因が増えます。
例を上げると、産休や育休という制度がない会社だった場合子育てをどうするか、といった問題が出てきます。
また男性ばかりの職場は体育会系になりがちなため、そうした場合、
- 土日にコンペだったり
- 残業は多めだったり
- 服装や身だしなみに厳しかったり
- 上下関係が厳しかったり
と、そもそも営業としてしんどい思いをする可能性もあります。
商品の積込もある会社
まれに商品の納品等も営業の役割である会社があります。
そしてこういう作業は力仕事なため男性が多くなり、
そうなると昔ながらのおじさん気質の人も多く、コンプラを気にせず
- セクハラ発言したり
- 叱って育てる事が美徳だったり
- 背中で学べ、と何も教えてくれなかったり
する可能性があります。
加えて荷物を運ぶ場合、少し大きめの車を運転する事になるため運転が苦手な場合は、これも負担になります。
また多少なりとも力が必要なため、重い荷物を運べないと最初は優しくしてくれてた先輩達も次第に風当たりがキツくなってきます。
零細企業
これは女性に限った話ではないですが、零細企業などの小さい会社はコンプライアンスを遵守してなかったり、福利厚生が整っていない事が多いです。
そのため出来れば、
- 東証プライム上場や
- 中小企業でも、大企業系列の子会社
といった会社に入社すると、比較的女性も働きやすい環境の可能性があります。
ブラック企業を避ける方法について、詳しく書いた記事もあります。
零細企業は社長の人格が全てのため、どうしても小さい企業に入社する際は、社長の考えをじっくりと確かめるのがオススメです。
最後に:営業以外の選択肢もアリ
営業職は恐らく誰しも一度は、

このまま営業を続けていていいのだろうか
と悩んだ事があると思います。
私も同じように悩み、結果として今は営業の続ける道を選びました。
しかし私と同じ時期に、ちょうどシステムエンジニアへの道を選んだ営業の友人と久々に話をする事がありました。
友人の選んだ道も苦労はあり楽な道では無さそうですが、やはりIT人材の需要はありそうでした。
さらにIT人材だと海外では発展途上国でも、日本より給与が高い事もザラなようで期待も持てそうでした。
またITでなくても経理でも、途中から勉強し直して経理になった知り合いもいます。
このように営業以外でも様々な道があると思うので、迷っているなら思い切って営業以外の道に行くほうが後悔がない気がします。
なお営業以外になる事を私が考えていた際の記事もあるので、参考にしてみてください。
それでは、また!
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