女性は営業やめとけ、と言われる理由を営業の立場で考察してみた

女性は営業やめとけ、と言われる理由を営業の立場で考察してみた
  • 女性で営業をしてるが、正直向いてないと感じている
  • 女性で営業職になるか悩んでいる
  • 女性で営業になるデメリットを知りたい

この記事は、このような悩みを持つ方向けの発信です。

こんにちは、ガマドドラン(GamadoDragon)です!

 

営業職は求人数が多いだけに、営業職になろうかと考える人は多いと思います。

それと同時に、下記のような意見も聞いたことがあるかと思います。

  • 営業だけは絶対やめとけ
  • 営業は会社員の墓場
  • 営業はキツイ

 

確かに営業職は楽ではないですが、職場の雰囲気 × 担当地域 × 慣れ が悪くなければ、営業職も楽になると感じています。

しかし現在の私の職場では女性営業職の方が退職率が高いため、その理由を考察していこうと思います(男性の営業も辞めています)。

 

この記事を読むことで、

  • 女性営業のデメリットが分かる
  • 気をつけるべき会社が分かる
  • 営業以外のキャリアについて考えるキッカケになる

といったメリットがあります。

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女性は営業やめとけ、と言われる理由

女性営業はやめとけと言われる理由

営業職は休暇が取りづらい

営業は得意先と関わる会社の窓口です。

そのため代理の担当が居なければ、会社が休暇の取得を推奨してても、お客さんに迷惑が掛かるため休めないか、休暇中も顧客対応に追われる事になります。

さらに得意先と親密になるほど、携帯に電話が来る数が増えるので、休暇中も気が休まらない事が増えます。

 

そして女性であれば可能性があるのは、産休や育休の取得です。

これらの長期休暇を取る場合は、代理で担当してくれる人がつくため問題は少ないです。

一方で育児中の時短となると、会社からのバックアップ体制が無いと、得意先に迷惑が掛かるため早退しづらいです。

また育休で時短をするにしても、こっちが時短しているかなんて気にしない取引先が多いです。

そのため事前に周知していても、忘れて電話を掛けてくる取引先が必ずいます。

 

加えて得意先によっては、レスポンスの速さや、時間外でも対応してくれる営業担当を重宝する人もいます。

このような相手から早退後に問い合わせが来ると、結局自宅で仕事をせざるを得なくなる可能性があります。

このため長期休暇者、時短者へのバックアップをしっかりしている会社である事は大切です。

 

一方で早退後の代理担当がいても、その代理担当がよく対応していたら、自分はさらに努力しないと代理担当の方が得意先から気に入られる可能性も出てきます。

その逆も然りで、代理担当がテキトーな人だと、自分がアプローチしていた得意先からの問い合わせに冷たい対応をして、得意先との関係をを冷やされる可能性があります。

プレッシャーがキツイ

営業職は少なからず、下記のようなプレッシャーがあります。

  • 顧客、社内、仕入先と交渉する
  • 顧客から嫌われないようにする
  • 顧客から忘れられないようにする
  • モンスター顧客の対応
  • 新規顧客の開拓

こうした事があるため、ストレスやプレッシャーに弱い人は辛い事があります。

 

そして女性は細かな部分に気づく人が多いため、得意先のちょっとした反応から「自分は嫌われているかも」と感じ取り、気にしてストレスになる可能性があります。

 

これに加えて、仕入先や顧客と交渉をしないといけない時は、さらにストレスです。

相手が嫌だろうと分かっている事をお願いするため、男性より共感力が高い人が多い女性は、さらにストレスを感じやすい可能性があります。

 

また女性は、

  • 不快感を隠して話せる人が多い
  • 謙虚な人が多い

ためモンスタークレーマーの対応をすると、相手が調子に乗ったり、今後も再指名されてストレスになります。

さらにモンスター顧客の対応は、以下の要因も加わってさらに苦しさを増加します。

取引先になめられやすい

社会人として良くないですが、若い女性はなめられやすいのが現状です。

私の経験上、

  1. 若い人か
  2. 女性

はなめられやすいため、この二拍子が揃うと厄介です。

得意先によっては、若い女性が来ただけで、

怒る人
怒る人

何も知らない新人をよこすな

と怒る人もいます。

 

そして営業職は取引先との交渉が多いため、男性より交渉に苦戦する可能性があります。

特に大変なのが、仕入れ先や社内への交渉です。

交渉をしないといけない事が多いのは、多くが仕入先や社内です。

具体的には、

  • 納期や、急な送り先変更 等
  • 値引きの相談
  • クレームへの返品や返金対応

といった事がありますが、こうした事を交渉するたびに、

悩める人
女性営業

この取引先、自分の時と、前任の〇〇さんの時とで対応違わないか?

と感じる事があります。

実際、若い女性には強気な態度の取引先もおり、

私の例だと、私に対する態度と、事務員の女性への態度が違う仕入れ先もいます。

 

このため気弱な女性だと、不利な条件を飲まされたり、交渉に疲れ果ててしまいます。

一方で神経が図太く、交渉ごとにも耐えれるような強い女性は、それはそれで次の問題が発生します。

成果を上げると妬まれる

メンタルが強く、交渉事もこなして成果をあげれるようになると、男性が多い職場の場合は男性から疎まれる可能性があります。

 

なぜなら、

  • 女性は守ってあげたくなるような方が可愛い
  • 仕事は男の見せ場で、女に抜かれるのは悔しい

と感じる人が多いからではないかと思います。

 

そのため気が強くて売上を上げる事が出来ても、周囲が協力的ではなくなり、社内のやりくりに苦労する可能性があります。

キャバクラの延長になる事もある

得意先によっては、女性だと受けがいい会社も多いです。

一方で親密になるにつれ、際どい質問や、変な問い合わせをしてくる客先が出てくる可能性があります。

社内であればセクハラで上長に相談もできますが、得意先となると無下に扱いにくいため、対応に苦慮する事になります。

 

このような得意先の対応が増えると、自分は水商売をしているのか、と仕事に不毛感を感じる可能性があります。

接待がある

営業だとどうしてもお客さんと夜ご飯を食べるという機会が出てきます。

 

ここで通常の男性同士の接待なら、会社と会社の付き合いから個人と個人の付き合いに発展して親密になり、お客さんの懐に入り込んでいきます。

しかしお客さんが男性でこちらが女性だと、お客さんの懐に入り込みすぎると恋愛対象に発展してしまう可能性があります。

 

そのためこの絶妙な距離感を維持しながら深い付き合いをしないといけず、これは至難の技です。

 

また得意先の食事を断り続けるのも、フットワークが良くないと思われるためやりづらい一方で、子供が出来ると食事に行けないため顧客との距離感は難しいでしょう。

悩みを相談出来る人が少ない

営業職の環境は、社内も社外もまだまだ男性が多いです。

そのため女性営業ならではの悩みが出てきた際に、相談できる先輩女性営業が少ない場合があります。

そうなると自分で対策を考えたりしないといけず、苦労します。

 

さらに女性が少ない職場だと、女性社員の悩みを理解していないため、

  • 育休や、産休
  • 突然の体調不良
  • 女性用トイレ・洗面台

といったことへの配慮が不足している可能性もありえます。

気をつけるべき会社の特徴

気をつけるべき会社の特徴

ここまで女性の営業が何故やめとけ、と言われているか私なりに考察をしてきました。

とはいえ事務職は減りゆく職種だし、経理なども今から目指すのは大変だし、、、という人もいると思います。

 

しかし営業の仕事しんどいのはそもそも、営業だからという以前に会社の問題もありえます

そのためここからは、営業としてやるなら避けるべき会社の特徴を紹介します。

女性営業の前例がない、or 少ない

これまでで述べたように、男性が多い職場だと女性特有の悩みに配慮がない事が多いです。

こうなると自分で会社と交渉したり、上司に要望する機会が増えるためストレス要因が増えます

例を上げると、

  • 現場での打合せがある職場で、女性用更衣室が無かったり
  • デカい車を運転する必要があったり
  • 商品の納品など、力仕事があったり

といった具合です。

 

このような必須じゃないけど、女性への気配りが足りてない場合、会社へお願いすると、

上司
上司

〇〇さんは少しワガママだな、女性はこれだから。。。

といった具合で誤解される可能性があるため、頼みづらくて我慢しがちになります。

 

また男性ばかりの職場の中には体育会系もあるため、そうした場合、

  • 土日にコンペだったり
  • 残業が多かったり
  • 服装や身だしなみに厳しかったり
  • 上下関係が厳しかったり

と、そもそも営業としてしんどい思いをする可能性もあります。

休暇者をサポートする制度が整っていない会社

もし将来結婚しても働き続けたいと考えているなら、育休や産休を取れる会社である事は必須条件になると思います。

そして育休や産休が取れる事を謳っている会社でも、実際に長期休暇を取りやすいように制度作りをしているかは別問題です。

なぜなら産休取得は可能でも制度を整えていない会社だと、休暇者の仕事を職場の同僚がボランティアとしてやる雰囲気になるからです。

 

また産休と育休は強制的に休めるので良いですが、問題は育児中の時短です。

なぜなら長期休暇に入ってしまえば後は職場の人で何とかするため、休暇後は気遣う必要がありませんでした。

しかし時短は毎日出社するため、会社や職場がサポート体制を整えてくれていない場合、自分で何とかしないといけなくなります。

その結果、

  • 誰にも仕事を頼めず、帰宅後も仕事をするか、
  • 毎日、神経をすり減らしながら誰かに頼むか、
  • 神経をすり減らしながら、お客さんに説明するか

となります。

 

特に時短経験の女性が少ない職場だと、なおの事頼みづらいです。

ガマドドラゴン
ガマドドラゴン

私の会社でも子育て時短をしてる方がいますが、支援制度がしっかりしてないためよく定時まで残業をされていました。

 

こうした支援制度が整っているかどうかは、普段の有給休暇取得者への支援体制を見れば分かります。

この休暇者を支援する会社としてのルールが無く、「営業同士で打合せてください」となっている職場は避けた方が良いです。

 

転職エージェントを使っている場合、エージェント経由でこうした事情を聞くことができます。

商品の積込もある会社

まれに商品の納品等も営業の役割である会社があります。

そしてこういう作業は力仕事なため男性が多くなり、

そうなると昔ながらのおじさん気質の人も多く、コンプラを気にせず

  • セクハラ発言したり
  • 叱って育てる事が美徳だったり
  • 背中で学べ、と何も教えてくれなかったり

する可能性があります。

 

加えて荷物を運ぶ場合、少し大きめの車を運転する事になるため運転が苦手な場合は、これも負担になります。

また多少なりとも力が必要なため、重い荷物を運べないと最初は優しくしてくれてた先輩達も次第に風当たりがキツくなってきます。

零細企業

これは女性に限った話ではないですが、零細企業などの小さい会社はコンプライアンスを遵守してなかったり、福利厚生が整っていない事が多いです。

 

そのため出来れば、

  • 東証プライム上場や
  • 中小企業でも、大企業系列の子会社

といった会社に入社すると、比較的女性も働きやすい環境の可能性があります。

ブラック企業を避ける方法について、詳しく書いた記事もあります。

 

零細企業は社長の人格が全てのため、どうしても小さい企業に入社する際は、社長の考えをじっくりと確かめるのがオススメです。

無形商材の業種

これは人によるところが大きいですが、営業に自信がない人は、まずは有形商材の営業をしてみるのがオススメです。

有形商材だと、売上は商品の性質によるところが大きいため、初めて営業をする人にとってハードルが低いと言えます。

 

逆に無形商材であると、物ではなくサービスを提供するため、

  • 営業のサービス(接待や、休日対応)も要求されやすい
  • 物がないため、原価が安いと思われやすい
  • 商品の価値を、目で見て分かりづらい

といった事がありますが、一方で製造コストが少ないので給料が高い傾向にあります。

また無形商材でも、有形商材でも、下記特徴に当てはまる会社の方が営業がやりやすいと思います。

  1. 同業他社と、差別化された売りがある
  2. 会社の歴史が長い
  3. B to B

これらの理由としては、

  1. 差別化はブランド力に繋がりますし、
  2. 歴史がある会社は、付き合いの長い顧客と繋がりが強く、
  3. BtoBだと、相手も会社の看板を背負っているので、一般人相手と比較すると、理不尽な要求が少ない

といった事があります。

最後に:営業以外の選択肢もアリ

最後に:営業以外の選択肢もアリ

営業職は恐らく誰しも一度は、

悩める人2
悩める人

このまま営業を続けていていいのだろうか

と悩んだ事があると思います。

私も同じように悩み、結果として今は営業の続ける道を選びました。

しかし私と同じ時期に、ちょうどシステムエンジニアへの道を選んだ営業の友人と久々に話をする事がありました。

 

友人の選んだ道も苦労はあり楽な道では無さそうですが、やはりIT人材の需要はありそうでした。

さらにIT人材だと海外では発展途上国でも、日本より給与が高い事もザラなようで期待も持てそうでした。

 

またITでなくても経理でも、途中から勉強し直して経理になった知り合いもいます。

このように営業以外でも様々な道があると思うので、迷っているなら思い切って営業以外の道に行くほうが後悔がない気がします。

 

なお営業以外になる事を私が考えていた際の記事もあるので、参考にしてみてください。

 

それでは、また!

 

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