「どうせ辞めるし」という言葉を知ると無敵になる話

【全社会人に捧ぐ】「どうせ辞めるし」という言葉を知ると無敵になる話

こんにちは、ガマドドラン(GamadoDragon)です!

この記事は、以下のような方に向けた発信です。

  • 勤務先がお先真っ暗で楽しくない
  • 仕事量が多すぎて苦痛
  • 職場での扱いが不当で仕事を辞めたい

仕事をしていると、割に合わないような責任の仕事をさせられたり、職場のお先真っ暗だったりして、

悩める人
悩める人

仕事辞めたいな、やめようかな

と感じることは誰でもあるかと思います。

 

そしては私は、いつか仕事辞めよう、ぐらいの気持ちで働くことは悪いことではないと思っています。

私自身、今の仕事を本気で辞めようと考えて、その時に以下のように考えました。

疲れ果てた人
当時のガマドドラゴン

もう辞めるんだし、どうせ辞めるんだったら辞める前に好き放題やりきってみるか

そしてこう考えて働きだしてから、いろいろな事が好転しました。

そのため “どうせ辞めるし” と考えて働くと、具体的にどのようなメリットがあるのか、私の実体験を元に紹介していこうと思います。

 

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どうせ辞めるし、と考えると無敵になる話

どうせ辞めるし、と考えると無敵になる話

会社の問題と、自分の問題を切り分けられる

辞めるつもりになれば、会社の抱える問題なんてどうでもよくなります。

そうなると、内部事情を知る部外者として会社の問題を客観視出来るようになります

そして会社の問題を客観視しだすと、

  • 経営陣が取り組むべき課題
  • 自分が取り組むべき課題

の違いが明確に見えてきます。

 

経営陣が取り組む課題は、

  • 最適な組織体制の変更
  • 評価システム
  • 会社の戦略 (マーケティング)

といった事になり、具体例として、自分が営業職だとしたら、

  • 自社ブランドや、販売体系の構築
  • (営業の意見から) 商品開発や改善
  • 営業管理ソフト導入

といった取組は、経営陣がやるべき事です。

 

一方で以下のような、

  • 客の意見を聞く、情報集収する
  • 取引先との繋がりを維持する
  • 客からの意見を社内に伝える

といった個人ですぐに取り組める事は、自分の役割だと分かります。

 

このように自分ができる事に意識して仕事をすると、

  • 自分が取り組める範囲の課題は前進したり、
  • 自分ができる事が増えて転職で有利になったり

するため、前向きになれます。

会社に未来が無くても、自分のスキルが増せば転職すればいいだけの話なので、暗い気持ちにもなりません。

 

逆に、上記を意識していない人に起こりがちなのが、

悩める人
考える人

根本的に経営のやり方を改善しないと、自分が頑張っても無駄だ。

といった考えで何もせず、会社と一緒に沈んでいくパターンです。

 

こうなると仕事もつまらないし、未来もないしで地獄の社会人生活となります。

自分のキャリアを常に意識できる

会社と自分の人生が違う事をハッキリ認識すると、

  1. 会社の事を思って仕事を頑張るのではなく
  2. 自分のキャリアアップのために、仕事を頑張る

ようになります。

この思考の違いは、仕事で以下のような不遇な目に合った時に、差が出てきます。

  • 自分の評価が適正でない
  • 給料と、業務量・責任が見合わない
  • 周囲がやる気がない

上記のような環境になった場合、会社のために頑張っている人は、

疲れ果てた人
疲れ果てた人

こんなに頑張っても、誰にも評価されないし、もう頑張るのやめようかな。

とモチベーションを失う危険性があります。

 

一方で自分のために頑張る人は、

険しい人
ムカついてる人

こいつらフザケやがって。さっさと結果出して転職しよう。

と仕事を頑張り続けるモチベーションを保ちやすいです。

 

さらに会社を辞める覚悟があると、会社や部署にとって有益だが自分のポジションが不利になるような事も決行できます

このような合理的な決断をできると、結果として会社や転職市場で評価される事が多いです。

 

このため自分のキャリアを意識して働くと、長期目線で物事を見れるので、会社の不遇といった短期の出来事に振り回されにくくなります。

社内政治に無駄な時間を費やさなくなる

これは勝手にこの考え方になるというより、推奨の考え方です。

 

一つの会社で一生働くつもりの人は、自己保存が第一の目的になるため、自分の居場所を確保するために社内の人間関係や、上司との関係に注力します。

そして時には、仕事そっちのけで社内の人間関係に注力する人すら現れます。

 

一方で会社を辞めるつもりでいると、不必要に社内政治に関与しません

なぜなら実績を上げて転職する事が目的なため、実績を上げるために必要な社内政治攻略以外にリソースを割くのは無駄に精神を消耗するからです。

それに上役に取り入ってコネで昇格しても、それは社内の評価であり転職市場で評価されないかもしれないからです。

 

また社内事情にアンテナを張りすぎるとゴシップネタに精通します。

ゴシップネタは中毒性があり、気になってしまいますが知って役に立つ情報は少なく、むしろネガティブな情報が多くて心が荒みます。

 

このため辞めるつもりになると、外を見て働くため、こうした社内へ割く時間を、

  • 転職のための常時準備
  • 友人や家族との時間
  • 資産や貯金を増やす方法

といった自分の有意義になる事に使って、生活を良くするとともに、幸福度も上がります。

会社の外を意識するようになる

辞めるつもりで働くと、転職する可能性が高いので、

  • 他業界の市場動向や
  • 同業他社のビジネスモデルや
  • 異業種の働き方

といった、自社の外にも興味を持って、情報集収するようになります。

そうすると知見が増えて、

  • 社内では、斬新な発想が出来たり、
  • 客先や、他企業との交流で話せる事が増えたり、
  • 転職でも有利になったり、

します。

さらに仕事以外の事も情報を得る事があるので、

  • 副業に力を入れて副収入を増やしてみたり
  • 株で資産運用してみたり
  • ふるさと納税で節税してみたり

して、自分の生活をより良くするための情報を得やすくなります

 

私の経験上、このような小さな知ってる事の積み重ねが、重要な機会を得る大きな差になると感じます。

ストレス耐性が上がる

会社員生活を長いことしていると、必ず失敗を経験する事になります。

そしてその失敗が、

  • 社内の人や
  • 得意先との関係

といった人間関係だと、その先の事を考えてストレスが溜まります。

また絶望は、今の苦痛がずっと続くと考えるから起こると思っています。

そのため、さっさと辞めていい会社に行ってやるんだ、と思いながら働くと、

  • モンスタークレーマーに文句を言われても
  • 仕入先や社内と、得意先の板挟みに合っても
  • 得意先や、社内と関係悪化しても
おっちょこちょいな人
どうせ辞めるつもりの人

やっちまった。まあいつか後任に引き継ぐからいっか。後任には悪いけど。他で改善したしこれぐらい良いだろ。

と割り切れます。

こうして割り切ると、人間関係に過敏に考え過ぎなくて済みますし、クレーム対応も疲れますが、いつまでも続かないと思うと絶望しなくて済みます。

 

さらに引き継ぐ事を前提に仕事をやると、後任の事を考えるため、

  • 資料をわかりやすく整理したり
  • 台帳を作ったり
  • 単純作業は仕組化したり

するため、結果として上長や同僚も自分の業務が簡潔に分かるようになり感謝される事があります。

 

また後任が業務を分かるように

  • 説明資料を作ったり
  • 説明する事をロールプレイングしたり

すると、自分が理解していない事が明確になって、さらなる業務の理解にも繋がります。

どうせ辞めるし、と考える時の注意点

どうせ辞めるし、と考える時の注意点

ここまでどうせ辞めるし、と考える事のメリットを語ってきました。

辞めるつもりで働くと、こうしたメリットがある一方で、やっちゃいけない考え方や行動をすると、逆にデメリットが出てきます。

 

そのためここからは、どうせ辞めるしと思っていても、すべきではない行動について述べていきます。

不用意に敵を作る

どうせ辞めるつもりなので、必要以上に周囲に好かれる必要はありませんが、とはいえ敵は少ないに越した事はありません。

そのため、どうでもいい職場でも、不必要に喧嘩を売ったり、悪い印象を与える事はしない方が良いです。

例えば、私自身の失敗例だと、

  • 初めて関わった人だが、悪い噂を聞いてたので挨拶しなかった
  • ちょっとイラっとしたから喧嘩腰になり、言い争った
  • 後輩や、下からくる人に上から目線で話す

といった感じです。

 

しかし逆に、以下のような時は、ズバッと指摘した事があります。

  • 何回依頼しても、頼んだ事を返答しない(放置する)
  • 依頼した仕事を常習的に期限より遅れて提出してくる
  • 告知無しで商品や、仕入価格、社内ルールを急に変更してくる間接部門や、仕入先

ですが、あくまで自分が疑問に思う点(事前に連絡がない理由 等)を淡々と質問するだけで、相手個人を攻撃したりはしません。

仕事をとことんサボる

仕事を辞めるつもりだからといって、とことんサボり続けると、自分の市場価値が下がります。

 

多少サボるのは問題ありませんが、

たくらむ人
たくらむ人

会社員のメリットをとことん使い潰して、居心地が悪くなったら転職すればいいや

みたいに考えてサボり続けていると、いつか転職でキャリアダウンしたり、自分の望む会社に転職出来なくなってきます。

そのため仕事を拒む働かないおじさん化するのは、避けるべきです。

 

仕事をサボって、副業や株や資格の勉強するのも、たまになら良いと思いますが、習慣的にやっていると仕事のスキルが成長しないので、いつか本業で詰みます。

 

なので辞めるつもりでも、会社を騙して楽しようとするのではなく、自分のキャリアアップのために頑張るのが、会社にとっても自分のキャリアにとっても理想の状態だと思います。

周囲に公言する

たとえ仲の良い同僚でも、どうせ辞めるしと思っている、という事を周囲に公言するべきではありません。

いくら仲が良くても、仕事仲間は社内の人と繋がっています。

そのため仕事仲間が仲の良い同僚に話して、社内に拡がるのはよくある話です。

またいくら仲のいい仕事仲間でも、辞めるつもりで働いていると分かれば、

会社員
仕事仲間

あいついつ辞めるか分からないし、重要な仕事は頼みたくないな

と思われてしまう可能性があります。

 

そのため辞めるつもりというのは心の奥底にしまっておき、社内でそうした話題が出た時は、

おっちょこちょいな人
とぼける人

そんっな事あるわけないじゃないッスか~

とナチュラルに言えるようにしておきましょう。

どうせ辞めるし、は魔法のコトバ

どうせ辞めるし、は魔法のコトバ

会社に長いこと居ようと考えると、失敗を恐れる事になりますし、小さな事に敏感になります。

そうなると些細な事でストレスが溜まるし、ムカついたりします。

 

どうせ40年近く働くなら、できるだけストレス無く働きたいものです。

そのためにも「どうせ辞めるし」と考えながら働くことは、精神衛生的にも良いですし、社会人キャリアとしてもいい方向に動くと思います。

 

そのため全ての社会人が「どうせ辞めるし」と気楽に考えならが働いてほしいと思います。

 

共により良い会社で、より満足の出来る社会人ライフを過ごしていきましょう!

 

それでは、また!

 

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