こんにちは、ガマドドラン(GamadoDragon)です!
この記事は、以下のような方向けに発信しています。
- 他人の人生が変わったキッカケを知りたい
- 現在、八方塞りで、どうしていいか分からない
- 人生が変わったら、どうなったのか知りたい
些細なキッカケで人生が変わった、という話をよくテレビで見ますが、身近な人には案外聞いた事がなかったりします。
また周囲に聞いてみても、
うーん、なんかあった気がするけど、思い出せんなあ
みたいに言われて、あまり身近な例を知れてない事も多いと思います。
そしてもし現在苦難に直面しており、どうすればこの局面を乗り越えれるのか、ちょっとしたキッカケで変わるものなのか?
という人向けに、私の事例を紹介していけたらと思います。
私の人生に一番影響を与えた出来事5つを選んでるので、もしかするとちょっとしたキッカケではないと感じるかもしれませんが、その辺はご容赦ください。
ちょっとしたきっかけで人生が変わった話
クラスメートの成績表をみた時
まず私が経験したきっかけは、私が高校3年生の時にふとクラスメートAの成績表を見た時でした。
その成績表は、3年間の平均成績がどの科目でも 5段階中5 という破格のものでした。
このクラスメートAは、
- 通学時間も自分より長く
- 部活もキャプテンで、朝練もやっているし
- 休み時間は、勉強ばかりしている感じもない
といった感じで、絶対に私より勉強に費やせる時間が無かったのは間違いありません。
また私が全身全霊で取り組んだテストですら、彼が恒常的に取り続けている高得点の足元にすら及びませんでした。
そして当時の私は、努力したことが少なく、自分には努力できる力が不足しているため、努力する事が大切と思っていましたが、この一件で感じたのは、
どれだけ時間を注いだかが努力の量じゃない、結果が努力量なんだ。結果を出した人の方が努力してるんだ。
という事でした。
どういう事かというと、
- 私は勉強の効率が良くなく、机には座っているけど携帯を見たりと気が散る時間がある一方で、
- クラスメートAはギュッと集中して勉強する
から、彼の1時間は私の5時間の努力量があり、結果として彼のほうが努力している、と感じました。
それと同時に、恐らく自分がどれだけ頑張ってもクラスメートAより良い成績や点数は取れない、という、努力だけではどうにも出来ない限界を知りました。
この件をきっかけに私は、結果が出せなければ努力ではないと考えると同時に、自分は出来が良い方では無いのかもしれないと思うようになりました。
昼休みに見た10分のプレゼン
クラスメートAの成績表の一件により、私は徹底した成果主義思考になりました。
しかしそれと同時に大きな悩みが、成果を出す方法が分からなかった事でした。
成果主義思考なのに成果を出せず、
- 部活の公式戦では予選落ちするし
- 大学入試も第一希望には落ちるし
- 大学で英語を勉強するも、英語力は伸びず
- 人間関係もうまくいかず
大学1年生時には自己評価は最底辺まで落ちており、自信を喪失していました。
そんな折、なんでもいいから全ての大学のセミナーイベントに参加していたら、先輩学生が英語力を伸ばすための講義をする、というイベントが昼休みにあるので参加しました。
内容はたった10分のプレゼンでしたが、私の成果主義の価値観を覆しました。
この先輩が言ったのは、
- 英語は最低でも、1日10時間は勉強する事
- 英語にふれている時間は、全て勉強時間とみなして良い
という事でした。
つまり、
- PCやスマホを英語表記に設定して使ったり
- 洋楽や洋画、英語の漫画を見たり
- 留学生と英語で話をしたり
する時間は、全て勉強時間とみなして良い、という事でした。
この考えは、勉強時間=努力量ではない、と考えていた当時の私には斬新な考え方でした。
そしてこの努力法は私にかっちりハマり、この方法を実践してから劇的に英語力も、TOEFLなどの点数も伸びた実感がありました。
この方法を実践するまでは、私は机に座って集中して勉強する時間のみが努力だと思っていました。
しかしこの経験を通して、結果を出すために大切なのは本人にあった努力の方法で、非効率な努力法でも本人にあっているならそれは正しい努力なんだ、という事でした。
大学の一時間の講義
私は、上記10分のプレゼンのおかげで、少しずつ成果を出せるようになりました。
しかし、この時の私はすでに負け犬根性が染み付いており、少しでも失敗をすると、
またやっちまった、どうして俺はこんなにダメなんだ。やっぱり俺は何をやってもダメなのか。
と考える事が癖になっていました。
そんな時、友人が受けている先生の授業がおもしろいという事で、自分の受講科目ではありませんでしたが、飛び入り参加してみました。
(一応、参加許可は先生からもらいました)
そしてその授業では、常に先生は以下のことを言い続けていました。
- 新しいことをする時に失敗はつきもの。だから失敗を恐れる必要はない
- 失敗した事を後悔しない。過去は過去。変えられないことを考えても仕方ない
- どうしても失敗について考えてしまうなら、その失敗から何を学べるかだけ考えるようにする
- 学べる事を見つけたら、その失敗は無駄ではなかったと考えて、いま出来る事に取り組む
という事でした。
この考え方は理にかなっており、特に3と4の部分は当時の私には衝撃でした。
そして私なりに、この考えを追求してたどり着いた現在の思考法は、
非効率で不器用な自分を受け入れ、どう工夫すれば自分の失敗を少なくできるか
という事でした。
この考えを知り、そして今の思考法にたどり着いてからは、
- テストや、試合の結果や
- 他人からの評価や
- 友人の数や、社会的地位
といった相対評価に惑わされない絶対的な自信がついたと思います。
この考えのお陰で、その後の様々な困難や大失敗でも、自分を卑下せずに乗り越えれてきました。
自己肯定感が強すぎて、反省しなさ過ぎる傾向にもありますが、、、(笑)
またこの先生からは、その他にも以下のような事も教わりました。
- ポジティブな言葉ばかりを使え → ネガティブな言葉を使い続けると本当にそんな人間になる
- 自分のなりたい姿・状況を写真や絵にして飾れ → なりたい姿を見続けると、本当にそうなっていく
これらを全ては実践出来ていませんが、この1時間の講義は私の人生に大きな影響を与えました。
10分のユーチューブ動画
私はこれまで努力の方法や、ポジティブ思考を学びましたが、それでも社会人になったら相当苦しみました。
具体的には、
- 社会人1年目では、道徳心の欠片もないブラック企業を経験
- 2年目では、やりがいも未来もない腐った会社を経験
- 今の会社も、社内の人間関係で揉めたり
といった事で、苦しみました。
社会人の経験の詳細はプロフィールで記載しています。
こうした経験のため、私は社会人になってからずっと、
自分は何のためにこんな生活を続けてるんだ。もっと楽しく生きる方法はないのか。ただ自由に生きたいだけなのに、それがこんなに大変なのか。。。
と感じて苦しみ続けていました。
そんな時、働くことについてユーチューブで調べていて、ふと目にしたのが、リベ大の動画でした。
この時の動画で語っていたのは、FIRE(経済的自立)の概念についてです。
FIREの概念をサクッと解説すると、株や不動産で不労所得を築いて、その不労所得で生きていく、といったものです。
私はこの概念自体は、金持ち父さん貧乏父さんの本で読んだことがあり目新しくありませんでしたが、違ったのは具体的な方法でした。
動画内では、FIREを目指すために、
- 支出の節約(主に固定費)をして、貯金できるようにして
- 年間支出を把握して、必要な不労所得の把握をして、
- 収入を増加(転職か、副業)して、貯金をさらに増やして
- 貯金を資産運用(主に株)する
といった事でした。
そしてこれらの詳細を見ていくうちに私は、
これはマジで絵空事ではないわ。本気で頑張れば達成できるかもしれんぞ。
と感じ始め、FIREを目指してみようとなりました。
そしてFIREは、私がずっと感じていた「ただ自由に生きたい」という考えにカッチリハマりました。
これ以降、FIREというゴールが出来た事で、
- 仕事にも前向きに取り組めるようになったし
- 株や経済の勉強をやっているのは楽しいし
- ブログも趣味の延長のようにやっている
と、生活を前向きに変えたと感じています。
1冊の本
FIREというゴールが出来たとはいえ、私は自分の本業である営業職に明るい未来を感じていませんでした。
そのためIT関係や経理に転職しようかと悩み、転職エージェントや、上記職勤めの友人に相談しました。
加えて副業で独立を目指すにも、大したスキルも経験もないため、どこから手を付けるべきか悩んでいました。
そんな時ふと読んだ一冊の本の影響で、マーケティングを目指して頑張ってみようと思いました。
その本は、マーケターの森岡毅さんの “苦しかったときの話をしようか” でした。
本の詳細は以下記事にまとめてますが、この本の影響で、まずは今のマーケティングが皆無の職場でマーケティングの初歩を実践してみよう、と考えました。
そして到底マーケティングと言えないレベルですが、いろいろと仮説や提案をしていくうちに、勝手に社内で評価されるようになりました。
さらに仮説の立証のため、得意先に聞き取りの訪問をしているうちに、他の商品の注文がもらえたりと、どんどんいい波に乗っていきました。
この結果として、現在も営業職を続けており、未だにマーケティングには大して詳しくありませんが、一冊の本を読んで今の会社で奮闘してみていなかったら、恐らく経理やシステムエンジニアに転職していただろうと思います。
経理やシステムエンジニアも楽な道のりではないため、何が正しかったかは分かりませんが、あの本のお陰で今を充実して過ごせています。
いま辛い人へ
この記事を読んでくれた人の中には、いま苦しんでいたり、何をしてもうまくいかなくて悩んでいる人もいると思います。
そんな方は今は苦しいかもしれませんが、諦めずに行動し続けてみてください。
私の人生が大きく変わったきっかけは、とりあえず目論みもなく行動し続けた先にあった偶然の出会いでした。
私の体験談のように、自分の人生が変わるキッカケは、一つ一つは大した事ないちょっとした出来事の集大成です。
このため単体のキッカケで、世界が全て変わる事は少ないですが、一つのキッカケが、
- 自分の価値観を変えて
- 価値観の変化が、行動を変えて
- 行動の変化が、習慣を変える
事で、長い目で見たら人生が変わる事はあります。
そのため今は大したキッカケと思ってなくても、後で振り返ると「あれが人生の転機だった」となります。
このように人生の転機は、その時には気づかない事が多いので「おお、すごいな」と感じる事は、すぐに実行に移してみるのがオススメです。
なお仕事で苦しんでいる人は、自分のせいではなく、職場のせいかもしれないので、下記記事を参考にしてみてください。
この記事が、もし小さなキッカケになれたら非常に嬉しいです。
それでは、また!
※関連記事