- 営業職を続けてても未来に希望がない
- こんな人生を65歳まで続けるのかと思うとゾッとする
- とはいえ未経験職に就いて給料が下がるのも困る
この記事は、このような悩みを持つ方向けの発信です。
こんにちは、ガマドドラン(GamadoDragon)です!
営業ってつまらなくて、辛い事が多いですよね。
- 自分のせいじゃないことでも謝らないといけないし
- 社内の業務部や、仕入先には交渉しないといけないし
- プライベートでも対応する人のほうが出来る営業扱いされるし
と苦痛な事が多く、こんな事を65歳まで続けないとならないとか気が滅入る、という人が多いと思います。
私も営業が辛すぎて、
- 身体に異変が出たり
- キャリアチェンジしようか迷ったり
- 転職エージェントに相談したり
しましたが、紆余曲折あって今はかなり気楽になりました。
具体的にどう気楽になったかというと、
- 担当地域が広くなり、気軽に出張が出来るようになった
- それでも担当地域の売上は大きい訳では無い
- 役割がハッキリして外回りに専念できるようになった
といった感じです。
このため、
- もともと売上が少ないのでプレッシャーも少ない
- 簡単な問い合せやクレーム、事務処理は事務所で対応してくれる
- 出張の移動時間も仕事扱いなので、自由時間が多い
といった具合で、以前よりかなり気楽に仕事が出来ています。
そして今回は営業職で苦しんでいる人に、今の私のような気楽な仕事が、
- 回ってきやすい環境
- 必要な能力
を解説していきます。
この記事を読むことで、
- 楽な仕事が回ってきやすい環境がイメージできる
- そのために今からすべき事が分かる
- 営業職に希望が見える
といったメリットがあります。
楽しい仕事が回ってくる環境
規模が小さい課(部門)
売上規模が小さい課(部門)だと、予算に余裕がないため少人数で広範囲をカバーする必要があります。
そのため必然的に広範囲の担当となる可能性が上がります。
さらに小さい課で人が少ないと、
- 比較されるライバルが少ない
- 一人一人の重みが大きい
- 人が少ないので、上長とも距離が近い
といった理由で、大切に扱われるため伸び伸び仕事がしやすいです。
さらに少人数だと部門内での意思疎通がしやすいため、新しい取り組みを始める時に了承を得やすいです。
部長が他部門も兼任している
そして小さい課に行くと、その課だけでは規模が小さすぎるので、部長などの部門長は他の課や部門長を兼任する事が多いです。
こうなると部長は、
- 自分の出身以外の課には詳しくない
- 見る課や部門が広くて細かく見ていられない
といったため、きちんと報告さえしておけば放任されやすいです。

放任されるって、良くない面も多そうだけど、、、
という意見も正しく、興味を持たれていないので評価されにくいといったデメリットがあります。
ちなみに評価されにくい環境について、下記記事で対策をまとめています。
しかし一方で、
- 自由度はこの上なく高くなり
- 出張手当でお金は稼げて
- 食事付きホテルにすれば食費も浮き
- ホテルだから朝もゆっくり起きれる
といったメリットがあります。
ちなみに私はtwitterでも述べてますが、残業代より出張手当の方がお得だと思っています。
出張手当か、事務所勤務で残業代もらうかだと、出張手当がお得。
残業代は給与として所得税、住民税、社会保険が差っ引かれますが、出張手当は経費なので税金掛かりません。
それに残業は長時間働くので身体にも良い事ありません。
出張先でも稼いで、ガツガツ出張行きましょう。
— ガマドドラゴン (@GamadoDragon) September 3, 2022
同僚と得意分野が重なっていない
自分の得意な事が同僚と重なっていると、特技が弱い方の強みは埋もれてしまいます。
一方で特技がそれぞれ違えば、自分の強みを活かして働きやすいです。
例を挙げると、
- 新規開拓が得意な人、既存顧客の維持が得意な人
- 近場を周りたい人、遠くへ行きたい人
- 事務処理が得意な人、外回りが得意な人
といった感じで、同じ営業の中でも強みが分かれていれば、自分の仕事内容に指摘する人がいないので自分の裁量でやりやすいです。
課(部門)の歴史が長い
得意分野が被っておらず自由度が高い環境は、逆に自分が困った時にフォローできる人がいない事でもあります。
しかし歴史が長い課だと、
- 役立つ昔の資料がどこかに眠っていたり
- なんでも分かる年配のベテランが居たり
- 昔から付き合いのある下請業者が親身にしてくれたり
して、困った時になんとかなる環境になってる事が多いです。
さらに長く存在している課の場合、商品や会社の知名度が高いことがあるので新規開拓の時も、

〇〇か、そういえば前の会社で使ってたな、そこのメーカーさんですか。
どうぞこちらへ。

ああー、〇〇ね、おたくの商品だったのか。△△商店から買ってたから知らなかったわ。
といった感じで実は既存顧客だったり、新規顧客でも話を聞いてもらえる確率が高く営業しやすいです。
そして小さい部署だと売上が先細りな事が多いですが、長く存続している課だと、業界内で根強い土台があるので売上が急にゼロになる可能性も低いです。
備えておくと良い能力
ここまで営業の中でも気楽な仕事が回ってきやすい環境を紹介してきました。
しかし環境が揃っても、最低限の能力がなければ、
- そもそも自由なポジションは任せてもらえないし
- 任せられても分からない事が多くてストレスを感じてしまう
からです。
そのため次に、備えておくと良い能力について解説していきます。
情報がない顧客へも1人で行ける
営業の引き継ぎは一回だけ客先へ連れて行って終わり、というのが定番です。
そして前任者が、
- 顧客台帳をきちんと作成していなかったり
- 得意な顧客しか行っていなかったり
- めんどくさがって引き継ぎをハショられたり
すると、情報がほぼ無い顧客が出てきます。
こうした時に前任者がまだ職場に残っていればマシですが、
- 辞めてしまってたり
- 他部門に異動してたり
- 客に行ってないから聞いても何も分からなかったり
する場合は、己の力で客先の情報を聞き出してくる必要があります。
加えて既存顧客が少ない地域では新規開拓もする必要が出てきます。
こんな時のために、
- 飛び込み営業や
- 同業他社に紹介してもらう
という方法で新規や休眠顧客に訪問できる術を身に着けておく必要があります。
そのため、
- 客先の場所が分からなかったり
- 客先の担当者情報がなかったり
- そもそも自社品を使ってる客なのか不明だったり
しても、自分だけでなんとか出来るようになる必要があります。
加えて新規顧客への営業が出来るようになれば、既存顧客がいない地域にも営業活動できるので、出張できる範囲が増えます。
客先に行くのが嫌になってる人向けの記事も載せておきます。
会話が出来るレベルの専門知識を身につける
新規顧客や休眠顧客へ訪問するようになると、相手のバックグラウンドが分からない状態のため話題に苦労することがあります。
客先に行く前にリサーチするにしても、
- ネット情報を非開示にしてたり
- 知りたい情報がなかったり
- いちいち調べると時間効率が悪かったり
するため、とりあえず飛び込んでみて聞いた方が早い、となる事も多いです。
こうなると相手の事を知らなくても話が出来るスキルが必要になってきますが、
ドラマやゴシップネタといった世間話出来る知識より、相手の業界で通じる技術的な話が出来た方が身のある会話が出来ます。
また今は自社品に興味を持ってもらえなくても、技術的知識があると役立つ情報を提供出来るので次回行くときも邪険にされません。
そのため自社商品や、その業界で通用する知識を勉強しておく事が結果として客先と話をしやすくなります。

仕事以外でも勉強するの最初はしんどいですが、ある程度身につけた知識は応用しやすいので、最初だけの辛抱です。
周囲に仕事を振れるようになる
担当エリアが増えると移動時間が多くなり、
- 今まで行っていた量の事務処理
- 顧客からの問い合わせ対応
をしている時間がなくなります。
そして自由で放任されている職場でよくあるのが、担当エリアを増やされた後、

役割分担とかは当事者間で決めといて
となる事です。
こうなると役割分担が曖昧なので自分の担当業務ばかり増えて、多忙さでストレスが溜まります。

自由な職場で自由に仕事をする最後の難関が、この役割分担問題になります。
多忙で私生活も仕事に追われないように、仕事を他人に振れるようにならないといけません。
かといっていきなり仕事を周りに頼むのもやりづらいと思うので、役割分担の打合せをする事がオススメです。
役割分担をしておけば、
- その業務ができないという人には教えれば良いし
- 自分の役割となれば自主的に動いてくれる人も出てくるし
- 仕事していない人にガンガン仕事を頼みやすくなる
といった具合で、仕事を振りやすくなるのでオススメです。
最後に:どんな仕事でもやはり辛い時はある
ここまで紹介してきたように、私は紆余曲折あって営業職としては気楽な仕事ができるようになりましたが、ストレスがゼロになったわけではありません。
- 小さい部門だから商品開発力がなかったり
- 強豪の大きい企業にシェアをほとんど奪われてたり
- 客先でのトラブルをフォローしてくれる人がいなかったり
と、プレッシャーが掛かる時や、やる気が萎える時はあります。
しかし、
- いろいろな場所でいろいろな人に会えて
- ホテルでもゆっくり寝れて
- 食事も浮いて
という環境は、それに見合う快適さがあるので営業職に絶望している人も営業を頑張ってみると、こうした気楽で自由な仕事が回ってくるかもしれません。
営業が辛い人は、ジョブチェンジについてまとめた記事もあります。

それでは、また!
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