- 自分がホワイト企業へ転職できるイメージが湧かない
- すべての会社がブラック企業じゃないかと疑心暗鬼になっている
- エージェントも信用していいか分からない
この記事は、こういう方に向けて発信しています。
こんにちは、ガマドドラゴン(GamadoDragon)です。
転職って、けっこう勇気いりますよね。
とくに現在ブラック企業で疲弊している人ほど、求人情報が実際の労働条件と違っていたという、いわゆる求人詐欺を経験しているので、
転職活動をしても、また求人詐欺に引っかかりそう、、、
と疑心暗鬼に陥りがちです。
そして私自身も求人詐欺に引っかかってブラック企業の勤務経験があるので、気持ちは非常に良くわかります。
しかもネットで調べると、自分と似たような環境の人が相談していて、
俺5社目だけど、どこの会社も同じようなもんだよ
とかアドバイスされているのを見ると絶望します。
そこで今回はブラック企業からホワイト企業へ転職できた私の事例を紹介していこうと思います。
この記事を読むことで
- 転職活動の進め方のイメージがつく
- ホワイト企業への入社の事例がわかる
- 自分もホワイト企業へ入社できる、と自信がつく
といったメリットがあります。
ブラック企業からホワイト企業へ転職した体験談を語る
ブラック企業はすぐ退職しても大丈夫
過酷な労働環境に疲弊して、1年以内で転職をしようとすると、必ず直面するのが、
- 1年以内で退職すると、転職で不利になる
- 1年以内で辞めるようなヤツは、次もすぐ辞める
- 1年も勤務しないと、会社の良いも悪いも分からない
といったキャリアアドバイザーや、周囲の声です。
こうした事をいわれているうちに、
やっぱり1年以内で辞めたい自分って甘えてるのかな、、、
と自分を卑下してしまったり、自分が間違っているのでは、と考えてしまいがちです。
しかし1年以内で転職した私の経験からすると、よっぽど同じ業界で続けるつもりでない限り、1年も耐えるのはムダです。
違う業界に行く可能性もあるなら、現在の業界知識や業界での常識に一年掛ける時間がもったいないです。
また短期離職だとスキルが無いから不安に感じますが、むしろスキルといったことより、
- 社会人としての最低限のマナー
- 教えなくても、電話を取れる
- 指示しなくても、手が空いたら自分から仕事がないか聞きに来る
といった基礎的な部分と、素直さが求められているように感じます。
うちの会社では雑用ばっかで、こんなスキルすら身についてないわ、、、
という人は、
- ハローワークでビジネスマナー研修をしていたり、
- 大手エージェントは、たまに研修イベントをしてたり(面接練習が多い)、
- 卒業して数年以内であれば、大学の就職サポートセンターも使えたり
するため、これらを活用するのはオススメです。
上記で紹介した方法は、私が実際に試した方法なのでハードルも高くないと思います。
耐えれる会社へ1年勤務する
上述で、すぐ辞めるべき理由は説明しましたが、
でも一年の勤務歴が無いと転職で不利になるし、、、
という点が気になる人も多いと思います。
私自身、一年以内での退職ではそこが気になりましたが、身体がもたないと思ったので退職してしまいました。
そして転職活動では、たしかに苦労しました。
特に困ったのが、面接で退職理由を聞かれるのですが、エージェントより、
マイナス理由は言ってはダメ。
次にこうしたいから辞めた、と前向きな事だけ言うべき
と言われていたため、3ヶ月の短期離職で「こんな目標があり辞めました」なんて説得力がなさ過ぎて苦労しました。
しかし実際は、具体的な労働時間等を伝えて、前の会社を悪く言わなければ理解してもらえますし、私が採用者なら自分の会社もブラック企業でない限り、長時間労働で辞めたことは気にしません。
また今となって思うのは、私が転職に苦労したのは、
- そもそもDoda一社しか使ってなかった
- そのため回ってくる求人が全然無かった (書類選考で落とされている、という言葉を鵜呑みにしていた)
- Doda自身も紹介できる求人数が少なかった
ことも原因だと思います。
いずれにせよ、当時の私はいい会社が無かったため、まずは残業が少ない会社に勤めてから次の転職を考えよう、と決めました。
この結果として、2社目を1年間勤務してから次の転職をする事になるのですが、このお陰で1年勤務でないとダメ、という求人フィルターを通過出来たのかな、と思っています。
2回目の転職でホワイト企業を目指す
私の経験や、周囲の転職状況を見てて思うのが、初めての転職で自分の納得する会社に入るのは難しいという事です。
特に勤務歴3年未満で転職するとなると、長年勤務した人と比べると、
- 自分の業界の平均待遇と、よくある問題点
- 自分の職種の平均待遇と、よくある問題点
- 職場の雰囲気
- 会社が抱えがちな問題点
といった転職先の意識すべき点がイメージしきれないため、どうしても思った通りの会社にいけない事もあります。
そのため初めての転職先した会社がダメでも、まだ耐えれる環境なら1年間耐えて、その間に次の転職先を探すという方法がオススメです。
私自身は、この方法で今のそこそこまともな会社に入社できたため、非現実的な方法ではないと思います。
転職での教訓と注意点
ここまで私の転職経験から、1年以内に退職した場合のホワイト企業への転職方法を解説してきました。
そしてここからは、この転職経験から得た教訓を元に、注意すべき点を記載していきます。
私が感じる、満足できる転職をするには、
- できるだけ若いうちに転職する
- 転職エージェントは必ず複数使う
- 転職の軸を決める
- 軸と合わない会社には絶対入らない
の点だと、と思います。
転職エージェントを1社だけしか使わないリスク
まず私は、最初の会社が超絶ハードだったので3ヶ月で退職しました。
そして正直言って、就業期間3ヶ月での転職活動は苦労しました。
加えて3ヶ月の就業経験という肩書に加えて、退職後の3ヶ月間は自由を満喫して転職活動をしなかったので、さらにハードモードになりました。
さらに転職エージェントは Doda のみを使っていたため、担当者が言ってくる、
その条件だと紹介できる求人が少ないので、もっと条件を下げないと
という意見を鵜呑みにして転職で活動で妥協し過ぎました。
そして1社目と2社目ともにDodaとインテリジェンス(Dodaグループ)を使用しましたが、
- 1社目は、社員をコピー機以下と思っている超絶ブラック企業
- 2社目は、催眠商法を行う詐欺に近い会社
- 2社目への転職前に激推しされた会社も、後に倒産してたり
と、ろくな経験をして来ませんでしたが、この時他のエージェントも使っていれば、もう少し冷静な判断ができたのではないかと思います。
そのため転職エージェントは必ず複数使った方がいいです。
2回目の転職ではエージェントを複数使った事で、納得した転職ができました
転職の軸を決める大切さ
こうして1社目の超絶ブラック企業を3ヶ月で退職した後、2社目への転職条件では、その反動で
- ただ労働環境が過酷でないところ
という点のみに絞って、転職活動をしました。
結果として、存在価値のない販売会社で、やりがいも成長もない仕事を1年ほど経験しました。
年間休日数は100日程度で、残業時間は月20時間と楽ではないけど耐えれるレベルの環境でした。
しかし、
- 商材を売ることに罪悪感を感じる事
- 成長を全く実感できないこと
- 給与の上がる見込みがないこと
という点から、すぐに転職したくなり、1年だけ我慢してから転職しました。
今考えると、この転職活動での失敗の原因は、
- 自分の転職の軸を決めていなかったこと
- 焦って妥協したこと
でした。
そのため転職活動の軸として、2~3個のブレない軸は決めておくべきです。
職探しは、家探しと同じで、
- いろいろ見ると、いろんな点が気になってくる
- タイミングが大切
です。
自分の中で、ここは譲れないという点を2~3個決めておきます。
その軸だけは多少時間がかかっても譲らないようにしたほうが良いです。
もし軸が決まらないという人は、
- 自分の強みや、得意なこと
- 成長していると感じること
などを考えてみると、軸が決まりやすいかもしれません。
私や、友人の例だと、
- 必ず英語が使える仕事 (英語を使う時が成長を感じる)
- 外に出たいから外回り営業
- 営業経験があり、英語を使いたいから海外営業
などの軸で転職して、そこそこ納得のいく会社に入社できています。
若いうちは転職のチャンス
とはいえ仕事を一度も経験した事がないと、しっかりした軸を決めるのは不可能です。
先程の家探しで例えると、家に住んだ事がないのに軸を決めろ、と言われているようなものです。
そのため1社目で納得いく会社に入れたらラッキー、程度に割り切っておいた方が良いです。
仮に失敗しても、20代前半はスキルよりも今後の成長性を見込んでくれる会社が多いため、異業種転職や、たとえ何もスキルが無い状態でも、転職しやすいです。
私自身、2社目ではパソコンすら使わせてもらえなかったため、このときにあったスキルは、
- 1社目のブラック企業での、しごかれ体験
- 2社目で体験した、店頭販売員としてお話するだけのスキル
という実質何も無い状態で転職できるのか、ものすごく不安でした。
しかしこの転職活動では1回目ほど苦労することはなく、東証プライム上場のグループ企業へ入社できました。
この転職活動では、そこそこ納得のいく結果だったわけですが、振り返ってみて感じる理由は、
- 年齢が24歳と20代前半で、経験は重要視されなかった
- リクルートエージェントやエン・ジャパンなど複数のエージェントを活用した
- 3つ転職の軸を決めて転職活動した(英語が使える、法人営業、福利厚生)
- どれだけ選考に落ちても、軸に合致しない会社には入社しなかった
これに尽きると思います。
内定が決まらないと焦ると思いますが、待っていれば必ず自分とあう会社が出てきます。
就職・転職活動は縁であるという事も強く思います。
まとめ
ここまで私が今の会社にたどり着くまでの経歴を、教訓も踏まえながら語っていきました。
改めて短期で転職をしたい場合には、
- 大切なのはスキルより、ビジネスマナーといった基礎
- 転職に苦労したら、2社目は1年耐えて3社目に賭けるのもアリ
- 2社目では、3社目のために全力で備える
といった具合で、納得できる転職のための注意点として、
- 若いうちは、経験はあまり重視しなくてOK
- 転職エージェントは複数社使う
- 転職の軸を2つ以上決める
- 軸を決めたら、焦って妥協しない
事が大切だと思います。
しかしながら、どうしても求人詐欺や、上司の当たり外れは入ってからでないとわかりません。
私の転職の失敗を見て気をつけていた友人ですら、2回転職に失敗していました。
そこで私の経験から、ホワイト企業の見極め方も以下にまとめました。
諦めずに転職を続ければ、自分が納得できる会社に入れることは、実体験や周囲を見ていても感じます。
それまでの道のりは世間体に苦しんだり、不安もたくさんありますが、
いい会社へ転職するための努力は、ブラック企業で心身をすり減らすより百倍マシだと感じます。
行動し続ければ、いずれ自分の納得がいく環境に巡り会えます。
自分を過小評価せず、不当な労働環境で心身をすり減らし続けないでください。
では、また!
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