こんにちは、ガマドドラン(GamadoDragon)です!
この記事は、以下のような方に向けた発信です。
- やってきた事に一貫性が無く、すべてが中途半端で不安
- 自分のキャリアに汚点があり、消し去りたい
- 点と点が繋がる事例を知りたい
過去にやってきた事と今やっている事が繋がっていない人は、その矛盾に悩む事があると思います。
かくいう私も、行き当たりばったりが多くて、一貫性の無いキャリアに悩む事が多かったです。
しかし今は、それらのバラバラな経験も踏まえて自分だと感じれるようになっています。
なぜなら今まで培ってきた経験が、いつか必ず点と点が結びついて役に立つ時がきますし、それらを活用できるように考えれば良いだけだと感じるからです。
そのため私がこのように感じる理由と、実際にどのように強みに変わるのか、私の体験談も交えてご紹介していきます。
点と点が繋がれば、自分の強みが加速する話
些細な興味も、強みとして活かす
私は文系ですが、実は過去に理系だった頃がありました。
しかし行き当たりばったりな私は、学歴の見通しが甘く、
- 通常の理系が取る選択科目を間違えた(物理を取らず生物を専攻)
- 数学のセンスが致命的に無かった(好きではあった)
という事から、大学入試で理系学部を目指すと、何回浪人しても無理だと感じたのと、薄々文系脳だと感じていた事もあり、文系の学部へ入部しました。
そして文系になってからは、人と話す事が性に合っていた事もあり、英語を鍛えるために外国人に話しかけているうちに、
- 人に話しかける度胸がついて
- 誰とでも話題を見つけるのが得意になり
- 相手の気持ちを察するのが上手になり
ました。
しかし化学や数学といった理系科目も好きな事は好きでした。
そして現在は文系の王道である営業職をしていますが、理系の知識を合わせて得意先での商談に説得力を持たせれています。
しかし私の理系の知識は、理系の人からすると子供レベルでわからない事の方が多いです。
一方で私のトーク力や洞察力だけを見ても、どちらも飛びぬけて上手ではなく一流とは程遠いです。
このように個々の能力は三流以下ですが、これらをかけ合わせる事で、そこそこ活躍できています。
このため過去に、
- 好きだったが諦めた事や
- 興味があったが、今はやっていない事や
- 他人と比べると大した事じゃない得意な事
を、今持つスキルや、今から磨くスキルとかけ合わせれば強みに出来る可能性があります。
さらに、もともと興味がある事は、勉強も苦になりにくいので成長速度も早いです。
このため過去の自分の些細な興味や強みを、今のスキルと掛け合わせれる時が来れば、さらに大きな強みになる可能性があります。
いろいろな経験が活きる瞬間
私は大学時代、本当にいろんな事をかじりました。
今の私が覚えているだけでも、
- テニス
- 英語
- 第三言語
- 生物学
- 国際、国内政治
- プログラミング
- 経営論
- 会計
といった科目を履修したり、個人的にも学んでいました。
そして私がいろいろな事をかじっているので、以下のように知り合いから説教もされました。
お前は今までの方向性が矛盾しすぎ、そんなんだといつまでも方向性が定まらずブレ続けるぞ
この意見を当時の私は真剣に受けとめ、落ち込んだりしました。
しかし今でこそ思いますが、世の中には一つの事だけ取り組むのが得意な人と、いろんな事に広く浅く取り組むのが得意な人と、二種類いると感じています。
そして同時にいろんな事をするのが得意な人は、無理に苦手分野で戦わず、いろいろな事に手を出せば良いと思っています。
たとえ三流のスキルでも、その三流スキルをいくつも掛け合わせれる土俵を見つければ、二流にも一流にもなれる可能性があります。
つまりナスビは立派なナスビになるしかなく、イチゴやメロンになっても変になるだけ、という事です。
私の場合、現在は株式投資のために企業分析をしますが、この分析に過去の会計でかじった知識が大なり小なり活きています。
また株のための企業分析で、いろいろなビジネスモデルのヒントを得て、これを自分の仕事や部門で導入できそうな事は導入しています。
こうした姿勢が評価されてか、会社から高めの評価をもらい続けれています。
なお私が弱みを直さず強みを伸ばす方針になったのは、森岡毅氏の著書、苦しかった時の話をしようか、が影響しています。
ナスビはナスビ、というのも森岡氏の言葉を引用してます。
なので、現在キャリアに悩んでいるという人は、こちらの本をオススメします。
いきなり買うのが億劫な人向けに以下記事で解説もしてるので参考にしてみてください。
失敗経験やコンプレックスが、今に活きる
人は誰しも過去の汚点や、自分の嫌な部分を抱えています。
そしてそのコンプレックスや、過去の汚点を受けれ入れて、
- そのコンプレックスを、どう補うか
- 過去の汚点(=失敗)から、何を学ぶか
だけを考えます。
それさえ分かれば、そのコンプレックスや失敗は学べた事となり、無駄ではなくなります。
そして失敗やコンプレックスが増える度に、この学びを続けていれば、いつかその学びが今に活きる時がきます。
この時、点と点が線になるのです。
私の場合、1社目と2社目でブラック企業へ入社したため、短期離職を繰り返しました。
この職歴は、私の中の黒歴史です。
しかし短期離職経験から、
- ブラック企業を見抜く方法
- 古風な世代(=体育会系)の考え方の理解
- 中小企業の一般的な労働条件の理解
ができました。
そしてこの経験により、
- 得意先との商談マナーの理解
- ブログでブラック企業を避ける方法を配信
- 中小企業の転職市場の理解
などに活きています。
なおブラック企業のエピソードを具体的に知りたい方は、以下をどうぞ。
他にも、私は集中力がなく勉強が苦手というコンプレックスもありましたが、英語を学ぶ際、机に座る以外でも学ぶ方法で補いました。
この自分に合ったやり方を見つけてから英語力が急に伸びましたし、人にもアドバイスできています。
ちなみにこの勉強法についてや、この考え方になるまでの経緯を語った記事もあるので、参考に記載しときます。
こうした経験から、コンプレックスや過去の失敗をそのままで終わらせず、弱点として認めて工夫したり、学べることを考える事で、その経験が活きる時がきます。
今からやるオススメな事
とはいえ点と点を線にするために、今から何をすべきか分からない人も多いと思います。
そんな人向けに、ここからは今からできるオススメな事を紹介していきます。
他人と比べてみる
自分の中の強みを、あえて他人と比較する事で知る方法をご紹介します。
まず以下のような、知り合いや偉人と経歴を比較します。
- 自分と強みが似ていたり
- 得意分野、得意な業界、資格やスキルが似ている
- 似たような性格、行動パターン
といった、自分と長所が似ている人です。
こうしたサンプルの人が見つからない場合、以下のように検索して、自分と似た長所のある偉人を見つけて、その人の解説動画などで勉強します。
自分の長所 × 有名人
例を挙げると、
- 行動力のある有名人
- 計画力のある偉人
- 人付き合いのうまい有名人
といった具合です。
この時意識すべきは、その分野で秀でてたり自分より優秀な人と比べる事です。
そして優秀な人の経歴を見ると、その長所を全力で活用して無駄なく道を極めるとこんな風になるのか、と感じると思います。
そしてこうした理想と比較すると、自分が長所以外に寄り道してきた事(=第二の強み)が何か見えてきます。
これらの第二になり得る強みを多く思い出して認識しておくと、いつか何かに役立つ時が来ます。
こうする事で、単体の分野では太刀打ちできない強者と同じフィールドで戦わず、自分独自の味を出して活躍できるようになる可能性が上がります。
アウトプットを心がける
無関係な経験同士を繋げるには、それらを活用できる方法を知らないといけません。
そのためには日頃から、得た経験や知識をアウトプットする事が大切です。
情報を得ただけだとただの知識ですが、それをアウトプットしてみる事で何に活用できる情報か理解してから覚えます。
そのためアウトプットしてみると、
お、前に知った話、今回学んだ事と共通点があるかも。
といった感じで、他の経験と活かせることに気づいたりします。
このためできるだけ、アウトプットする習慣を身につけるのがオススメです。
私の場合、ブログが良い場となっていますが、SNSや、人に見せたくない人は自分の日記を作ってみるのも良い手かもしれません。
興味ある事をとことん調べてみる
気になる職業があるなら、とことん調べてみます。
調べる方法として、以下のような手段があります。
- Youtubeで調べる
- ライトハウスといった口コミサイトで大、中、小企業での、その職業の懸念点を見る
- 大学のキャリアセンターや、転職エージェントに、その職業について聞く
- LinkedIn といったSNSなどから、その職業の人にDMして話を聞く
最後のSNSで聞いてみる、というのも案外いけます。
私も過去にFacebookでアメリカで働くに人にDMして、Skypeで話をして、
- どうやってアメリカで働けてるのか
- 懸念点
- 自分の状況から目指すのは、どう思うか
といった事を聞いた事があります。
その時に手段や知識だけでなく、その方の人生観なども教えてもらい、未だにその話は鮮明に覚えています。
このため出来れば、気になる仕事をしてる人にDMして聞いてみるのが一番オススメです。
ちなみに気になる業界について調べるなら、その業界のトップ企業3社を見つけてみます。
そしてそのトップ企業が上場企業であれば、IR情報や、株主総会といったリンクに業績を開示してるので、それを見ます。
この業績を見た際に、
- 売上、営業利益が右肩上がりか
- 数字以外で、分かりやすい中長期の目標があるか
- 売上の主力部門は何か
といったところを見て、その業界の大手企業達が揃いも揃って微妙なら、その業界の成長は止まっているかもしれません。
点を線にする力も、スキルの一つ
自分の過去の経験から強みを見つけて、それに繋げていくというとのは、一つのスキルです。
これはいわば、
- 過去のランダムな経験を整理して、
- その中の一貫性を見つけて
- それらを有効活用できる方法を見つける
能力と言えます。
そしてこの能力は、自分自身以外にも、他人や企業にも活用できます。
私は、中小企業や、世の中の人の多くは計画的に過去を積み上げてきていないと思っています。
そのため点と点を線に繋ぐ能力があれば、
- 平凡な後輩や部下の強みを見つけれる
- 勤務先企業や部門の強みを理解して押し出せる
- 友人や家族の強みを見つけてアドバイスできる
といった具合で、私生活から、仕事まで幅広く役立つスキルになります。
そのため自分の無計画性や、持ったキャパの少なさを嘆いたりせず、それらを有効活用できる方法を考えて、豊かな生活にしていきましょう。
共によりよい社会人ライフを過ごしていきましょう!
それでは、また!