- 世の中、ブラック企業しか存在しないのか
- 求人票で嘘つくとか、見破る方法があるのかよ
- 自分には普通の条件で働くことすら認められないのか
この記事は、こういう悩みを持つ方に向けて発信しています。
こんにちは、ガマドドラゴン(GamadoDragon)です。
社会人になって働き出すと、ブラック企業の多さに驚愕しますよね。
その数の多さや、求人票での嘘などから、もはやホワイト企業など存在しないではないか、
もしくは存在しても、ごく一部の人しか入社できないのではないか、不安になると思います。
安心してください。ホワイト企業は存在しますし、入社もできます。
ということで今回は、ホワイト企業に入社できた僕が転職活動で意識したポイントをご紹介していきます。
この記事を読んで得られること
- ブラック企業を避けれる
- ホワイト企業の特徴を知れる
- 狙い目な会社がわかる
【転職経験者が語る】ホワイト企業の見分け方
ホワイト企業を見分ける上で、そもそもホワイト企業は素直なので、
労働条件通りの求人票を出していて、求人票で魅力に感じる会社がホワイト企業である、というのが普通の答えです。
しかし、ここにブラック企業が求人詐欺を混ぜ込んでくるから、ホワイト企業がわからなくなります。
そこでホワイト企業の見分け方として、
- ブラック企業かのチェック
- ホワイト企業に多い特徴
という視点で、ご紹介していきます。
ちなみにホワイト企業という概念ですが、ここでは、
- 残業が少ない
- 休日数が多い
- パワハラ・セクハラが少ない
としています。
大手企業グループか
私の経験や友人の話からして、大手企業にはホワイト企業が多いと思います。
大手企業は数が少ないですが、それでも中小企業の中からホワイト企業を探す努力より、ホワイト企業が多い大企業に入る努力の方が楽だと思います。

とはいえ、いきなり大企業目指すのはちょっと難しいなあ
という人が多いでしょうし、私自身も大企業には入れなかったです。
そこで私が講じた案は、大企業の子会社やグループ企業に入社する事です。
たとえ大企業の本体でなくても、大手グループに入れれば、
- グループ会社ののビルや、システムを共有で使用したり
- グループのコンプラが適用されてたり
- 社名ブランドで営業し易かったり
- 労働組合がきちんとあったり
- グループの保険組合に加入出来たり
- 本部へ転籍出来る可能があったり
といった恩恵を受けれる可能性が充分あるため、ホワイト企業の可能性が高いです。
大手企業としての基準ですが、私は東証プライム上場企業でいいと思いますが、非上場の大手企業もあるので、自分が大企業と思えれば非上場でもアリだと思います。
※参考として、非上場でも以下のような大企業があります。
- YKK
- アイリスオーヤマ
- ダイソー
- 竹中工務店
- ロッテ
募集人数が社員数に対して多すぎないか
ブラック企業の場合、すぐに人が辞めるため、
- 年中求人募集があり
- 社員数に対して募集数が多い
事が多いです。
社員数に対して多いと感じる割合ですが、10%以上の募集は、よほどの理由がない限り多いです。
もし企業内に求人サイトがあり、そこに新卒募集等あれば、そこから募集人数を見てみるのも手です。
また会社がSNSをしていれば、毎年どれくらい人を採用しているか辿ってみるのも手です。
加えてこうした企業は、しょっちょう人が辞めるので採用に高額な費用を出せません。
そのためリクルートエージェントやJACリクルートなどの大手企業には求人を出さない場合が多く、
- ハローワーク
- タウンワーク
- 無名の求人サイト
といったところで募集している事が多いです。
ホームページが簡素
ホームページに力を入れいて無い企業は、
- ホームページに掛けるお金が無い
- 技術に疎い、古い体質の企業
といったどちらかの可能性があります。
どちらにしてもホームページという最低限の事への費用を渋る企業は、社員の福利厚生といった事にも費用を渋る可能性があります。
こうした会社では、
- 社員が出社前に掃除しないといけなかったり
- 打刻システムが無く、ノリだったり
- そのため残業代が出なかったり
- 会社から携帯が支給されなかったり
- パソコンもWindows2000を使ってたり
する可能性があります。
このためホームページを見てみて、以下のような
- ボケボケの写真だったり
- そもそも写真が無く、文字ばかりだったり
- 企業概要や、沿革が羅列されてるだけだったり
- イマイチ何の会社か分からなかったり
する場合、古い体制の会社である可能性があります。
上長が人格者か
たとえ会社がホワイト企業でも、職場の上長がブラック思考だと危険です。
以下の通りTwitterで述べてますが、
最近思うけど、職場での悩みの大半は上司で決まる気がする。 会社がどれだけ福利厚生をよくするようにしても、上司が守らないと、隠れて残業など、職場がブラック化します。 会社の福利厚生は良いけど、つまらないと感じる人は、部署異動などで上司を変えてみるのも手です
— ガマドドラゴン (@GamadoDragon) April 23, 2023
このように会社の方針がホワイト志向でも、ブラック思考な上司は、残業を隠ぺいして隠れブラック化します。
そして残業を隠ぺいするために部下に圧力をかけたりして、さらに過酷な環境になります。
そのため、こういった危険な上司を避ける必要があります。
オススメな方法は、就活の面接時に上司なる人を観察する事です。
面接時に気をつけるべき、危険な上司の特徴は、
- 態度が横柄で、高圧的だったり (部下を使い捨てに思っている可能性アリ)
- タメ口だったり、異様に馴れ馴れかったり (公私混同される可能性アリ)
- プライベートな質問をたくさんしてきたり (コンプラ意識が欠如している)
する上長は注意が必要です。
面接で上長になる人と話があまり出来なかった場合、以下のような質問をしてみるのも手です。
- 仕事で気をつけている事はあるか
- 人生で心がけている事はあるか
- 仕事のやりがいは何か
- 1日のスケジュール
- 自分のモットーは何か
ちなみに転職なら入社前に上司になる人が面接に出てくる事が多いので確認する事が出来ます。
しかしもし面接で会えなかった場合でも、最終面接時や内定時に

入社後のミスマッチを防ぐために、職場の方、できれば上長と面談する事は可能でしょうか?
と聞く手もあります。
職場の人に会いたいという姿勢は真剣に入社を検討している証拠です。
もし上長と会わせたがらないなら、職場の人間に会わせたくない理由がある、つまり問題がある可能性があります。
新卒で部署がまだ決まってない人は、入社前のうちに仕事に慣れたい、と言って、行きたい部署や興味のある部署に、インターンシップやバイトで働いてみる方法もあります。
事前にバイトして職場の人と仲良くなれば、行きたい部署に行ける確率も上がりますし、私の友人も、実際に半年前から体験でバイトしていました。
業界大手か
たとえニッチな業界でも、その業界での大手企業は待遇が良い事が多いです。
なぜなら業界大手だと、
- 価格面だったり
- 商品の技術力だったり
- 会社や商品の安心感だったり
のどれかで競合優位性がある事が多いため、他に代替出来る会社が少ないです。
そのため休業日が多かったり、残業が少ない企業である事も多いです。
そして仮に工業や、石油・化学、建設といった大きな業界の場合、初期費用が掛かるため参入障壁が高く新規参入が少ないです。
一方でニッチ産業だと、採算が合わないため大手企業が参入してこない可能性があります。
特に世界としてもシェアを取れている場合、世界的にも競合が現れる可能性は低いので、なおさら安心して勤務出来ます。
薄利多売ではないか
その会社が扱っている商品がコモデティ化したり、他社より優れたビジネスモデルでなければ価格競争になります。
そうした企業は、結果として薄利多売傾向になっている事が多いです。
上場企業であれば、必ずホームページに業績(決算資料)が載っているため、自分の気になる部門の利益や営業利益を調べるのがおすすめです。
決算資料が載っている場所は大概が、
- 株主、投資家情報 or 投資家の皆様へ
- IR情報
といった名前のボタン内にあります。
グループ企業の母体だけ上場している場合、その母体会社のホームページに上記ボタンがある事が多いです。
例:〇〇ホールディングス、△△グループ、といった親会社のホームページに業績が記載されている事が多いです。
この利益率が低かったり、年々減少傾向だった場合、値上げ出来ない =ビジネスモデルが弱いため今後の展望が怪しいです。
口コミは必ず見る
入社する会社のネットでの評判は見ておいた方がいいです。
当然ですが過去に事件を起こしてたり、クソミソに書かれてる会社は要注意です。
口コミサイトなどを2〜3社見てみると、だいたい同じような問題点が目につくので、その問題点に自分が耐えれそうか考えてみます。
また口コミサイトの評判も
- 情報が古く、今は改善、または悪化している
- (大きい会社は)部署ごとに労働環境が違う
ため、
- 口コミの投稿日は最近か
- 部門は自分の志望部門か
といった事に注意しておく必要があります。
なお口コミサイトとして私が知っているのは、以下のようなサイトがあります。
夜に電気がついてないか確認する
過去に超絶ブラック企業を経験した方は、長時間残業は是が非でも避けたいと思います。
そこでシンプルな確認方法として、志望する会社の事務所に行って夜でも電気がついているか確認する方法があります。
もちろん前提条件として、
- 夜勤が無い職場
- 非常勤もない
- ビルの一部電灯がつきっぱなしではない
といった必要があります。
工場だと24時間稼働していたり、事務所の電気はずっと就いている会社もあるため、勤務体系等を転職エージェントに事前に確認しておくのも手です。
夜の22時頃に行ってみて事務所が点灯していたら、転職エージェント経由で理由を聞いてみるのもアリでしょう。
求人の募集理由
これは必ずしもブラック企業、ホワイト企業と言う訳ではありませんが、
求人募集しているポジションを確認する事でホワイト企業の確立を高めれる可能性があります。
具体的には、求人募集の理由が、
- 前任者が辞めた
- 売上が増えて、新しく担当者が必要になった
の後者の方が、伸びしろのある部門のため、今後の未来が明るい可能性があります。
一方で逆に、スタートアップ企業のような部門の場合、むしろ売上増加に担当者数が追いついてなくて過酷な環境となる場合もあり得ます。
しかし伸びている部門では、いつか補充要員が追加されて緩和されるため、いつまでも続かない事が多いです。
一方で、前任者が辞めた場合の求人も山ほどあるため、この要因だけを見てブラックかホワイトか判断するのではなく、他の項目も見た総合的な基準として参考にしてもらえればと思います。
狙い目なホワイト企業の特徴
ここまで、ホワイト企業を見分ける方法を記載してきました。

ホワイト企業がわかっても、大手企業とかハードル高くて受からないんだけど
と感じる方も多いと思います。
そのため僕が転職活動する際に狙った、ホワイト企業なことが多い狙い目な会社の特徴をご紹介していきます。
大手グループの子会社
大手企業のグループ会社は、福利厚生がしっかりしている事が多いのでオススメです。
大手グループ企業の子会社は、会社単体としては規模が小さく、実態は中小企業でも、
コンプライアンスや社内システムをグループ全体で共有している事も多いため、
会社規模は小さいのに福利厚生がしっかりしていたり、社内管理システムがハイテクだったりします。
またグループ子会社は、母体企業ほど給与が高くないかもしれませんが、
母体企業はグループ全体を引っ張るという重要な立場から、責任が重かったり、隠れブラックなこともあります。
私も、私の友人も大企業への入社は難しいため、グループ子会社へ入社してゆるい生活を送れているので、
そのため大手企業はハードルが高いと感じる人は、中小企業で大手企業傘下の会社がオススメです。
ニッチトップ企業
業界規模は大きくなくても、その業界内でトップの企業です。
ここでニッチトップとして大切な点は、
- 海外市場では負るが国内では1位ではなく、
- 国内でトップで、海外でも通じ得る、あるいは既に進出している
企業です。
つまりグローバルなニッチトップ企業です。
海外市場では通じず、国内だけでトップを貫いている企業は、海外大手企業が日本に進出すれば終わりです。
そのためニッチトップでかつグローバルな視野を持つ企業は、今後も伸びていく可能性があるので狙い目です。
B to B企業
一般人向けではなく、企業向けに商品やサービスを販売している会社です。
企業に所属している人相手だと、一般人よりも
- 仕事に使う備品のため購入単価が大きい
- ビジネスマナーがあり、まともな人が多い
- 相手も仕事中のため、平日や日中の問い合わせが多い
傾向にあります。
一方で一般人相手だと上記の反対の傾向になるため、B to B企業の方がホワイト企業である確率が高いです。
また B to B企業は一般人向けにPRしていないため、素晴らしい会社なのに世間から認知されてなかったりするので、
一般人向けにサービス展開している会社よりも、求人倍率が低くなりやすいためオススメです。
安定している業界
生活に必須な業界は需要がなくなることはなく、また景気の影響を受けにくいのでオススメです。
その中でも技術力や資金力が必要で、参入障壁が高い業界は、ライバル企業も現れにくいのでホワイト企業が多い可能性があります。
代表的な業界としては、
- インフラ
- 物流
- 化学
などがあります。
中でも化学業界はオススメで、化学業界は高い技術力が要求されるため新規参入も少なく、日本の化学業界は世界的にも競争力が高いので、安定しています。
その他にも物流である海運業界なども個人的にオススメです。
まとめ:ブラック企業はさっさと抜け出そう
ホワイト企業は存在しますし、入社するのも決して程遠くありません。
現在、ブラック企業で苦しんでいて、

どうせ、どこの会社に行っても同じようなもんなんだろ
と悩んでいる人は、ぜひ一歩進んでみてください。
私も、普通の労働条件で働ける会社なんて存在したとしても、自分は入社できないんじゃないかと思っていましたが、結果的に入社することができたので、誰にでも可能性はあると思っています。
それでも自分が入社できるイメージが湧かない、という方向けに、いずれ僕が今の会社へ入社するまでの流れを公開するつもりなので、しばしお待ち頂けると幸いです。
では、また!
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