森岡毅さんの本”USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?”が仕事に悩む社会人の参考になる話

森岡毅さんの本"USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?"が仕事に悩む社会人の参考になる話
  • 仕事がつまらない
  • 何か生活を変えたいが、何をしていいか分からない
  • 会社に希望を感じないが転職するのも悩む

この記事は、このような悩みを持つ方向けの発信です。

こんにちは、ガマドドラン(GamadoDragon)です!

 

今の職場に危機感を感じており、転職をしたいが実績も少なく、かといって会社や部門の問題を解決できそうにない、と感じている人は少なくないと思います。

 

まずこうした人は、転職の準備をしながら、今の会社で経験を積んで自分の市場価値を高める必要があります。

 

そして自分の市場価値を高める事というのは、勤務先企業の課題をどれだけ解決したか、だと思います。

 

そして会社の課題を解決するというのはスケールの大きな事である必要はなく、自分の力で現状を変えた事であれば些細なことでも良いです。

 

しかし現状を変えるというのは、なかなか勇気がいりますし、人を巻き込み事だとなおさら不安です。

 

そしてこの不安の原因は、現状を変える行動を取ったら、どのようになるか予想がつかないからだと思います。

 

そのため変革のために行動を起こし、成功した人の事例をいくつも見れば、自分の立ち回り方などのイメージがついて、行動するための心理的ハードルが下がると思います。

 

そこで今回はこうした実例が詰まった、森岡氏の”USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか” の魅力を解説していきます。

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本書の魅力

本書の魅力

本書はマーケターの森岡氏が、USJの業績回復のために考案した数々のアトラクション案の秘話がメインです。

 

しかしただの感動話だけではなく、ビジネスに役立てれる点があるため、それぞれを説明していきます。

話が読みやすい

本を読んだ事のある人なら、世間で評判な本を読もうとしたけど、

  • 話がつまらなかったり
  • 難しすぎたり、専門用語が多かったり

して、途中で読まなくなってしまった本があると思います。

 

しかし本書は、著者である森岡氏が、USJのV字回復劇を楽しく伝えて、USJにさらに興味を持ってもらう事を目的に執筆されています。

 

そのため森岡氏とUSJ陣が数々の困難を乗り越える様は、まるで実話版少年漫画のようにワクワクして読めるため、本に慣れてない人も読みやすいと言えます。

 

いくつかストーリー例を挙げると、

  • 東日本大震災(3.11)のときの困難
  • モンハン導入までの苦難
  • バックドロップの発想と実施までの問題

といった具合で、これら以外にも事例は多いですが、これらを実施した背景を知ると、さらに興味を持って読めます。

 

また苦難を乗り越えるストーリーの中に、学び要素を織り込んで伝えてくれるため、あまり苦にならずに読んで学べる本だと思います。

学べる具体例が非常に多い

ビジネス書では、抽象的な概念を学ぶ書籍が多いですが、本書は森岡氏の苦難の体験談なため、言い換えると、数々のケーススタディをまとめた本とも言えます。

 

全て同じ人物の経験なので偏りがあるにしろ、少なくとも8つ以上の施策に至る過程を知れるので、参考にはなると思います。

 

怪しむ人
考える人

USJのアトラクション変えるって、スケールデカすぎて、自分の生活に活かせなさそうなんだけど

と感じる人もいると思いますが、

こられのスケールを部門や課の単位で考えれば、自分のし生活にも適用できる事があります。

また森岡氏の問題解決までの発想法は、誰でも役に立てる事ができるため、その理由を次に後述します。

問題解決までの共通事項をまとめている

本書の後半では、森岡氏が実践している問題解決案出す方法を解説しており、実はここが本書の肝の部分になります。

 

そのため後半部になると、それまのでのUSJのエピソードを具体例として踏まえながら、問題解決の考え方を学べるため理解が早まります。

 

この問題解決法の考え方について気になる方向けに、少し触れておくと、

  1. 問題点の根幹を探す方法(数学的フレームワーク)
  2. 根幹に対する対処法(戦略的フレームワーク)
  3. 既存のアイデアを参考にする(リアプライ)
  4. 諦めずに考え続ける執着心(コミットメント)

といったことを、深掘りして解説しており、どのような人でも問題解決に役立つ思考法になっています。

最後に

最後に

いろいろと述べましたが、正直なところ人を巻き込んで部門や組織を変えるのは、容易ではありません。

 

私自身、本書や他の森岡氏の本を参考に、部門変革のために行動しましたが大きな変革は起こせませんでした。

 

そのため本書からは、アイデアの発想方法は学べますが、人を動かく方法については、また別の本を読んで身につけないといけません。

 

しかしながら私は行動した結果、社内で信頼度が上がり、

  • 自分の裁量が大幅に増えたり
  • 昇格したり

といった具合で、決して無駄な事ばかりではありませんでした。

 

そのため現状を変えたいと思っている人は、本書をおすすめします。


なお森岡氏は、マーケター目線からキャリアに悩む人へのアドバイスの本もあり、こちらの本ではより広い範囲の話をしており、

  • 働くとは?資本主義とは?
  • 自分の給与の決まり方は?
  • キャリアの形成の仕方は?

といった事を考えるキッカケになる本です。

こちらについてもまとめた記事があります。

 

今日より少しでも成長して、有意義な生活を過ごして行きましょう!

それでは、また!

 

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