アメリカの田舎へ留学して良かった事5選 【懸念事項も解説】

  • 留学先を田舎にすべきか、都会にすべきか悩んでいる
  • 留学先が田舎で、田舎に住んだことがないから不安
  • 田舎へ留学する前に知っておくべき事があったら知りたい

この記事は、このような悩みを持つ方に向けて発信しています。

 

こんにちは、ガマドドラゴン(GamadoDragon)です!

 

アメリカへ留学しようと思うと、悩むことが多いと思います。

そんな方にアメリカの田舎へ1年留学した私が感じた、良かったこと5選と、懸念点をご紹介していきます。

 

この記事を読んで頂くことで、

  • 田舎へ留学した後のイメージがつく
  • 田舎への留学で得られることが分かる
  • 気をつける点が分かる

というメリットがあります。

 

ちなみに私の留学経験としては、ワシントン州のプルマン(Pullman)にあるワシントン州立大学へ1年間交換留学をしました。

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良かった事 5選

本場のアメリカ文化を体験できる

田舎は都会と比較して、移民や観光客や現地駐在員が少ないため、アメリカ生まれのアメリカ育ちの人が多いです。

そのため都会より、

  • 綺麗なアメリカ英語の発音に触れられる
  • スラングを学べる
  • アメリカ独自の文化や習慣を経験できる
  • 本場アメリカ人の価値観や考え方を知れる

といったメリットがあります。

 

特に綺麗なアメリカ英語に関われるという点は、私は一番魅力に感じたポイントです。

訛りがあるフィジーへの語学留学経験もあるため身にしみて思いますが、綺麗な発音のアメリカ英語と関われる環境は貴重で、英会話塾に毎月数万円払って週に数時間しか体験できない環境を毎日経験できる環境はありがたいです。

 

またアメリカへ留学するなら、アメリカの文化を知れる方が良いのは言うまでもありません。

※注意点として田舎でも、地域独自の訛りがある地域(アメリカ南部など)もあるので、事前の下調べはしておいた方が良いです。

友達ができやすい

田舎に大学がある場合、行動範囲が大学周辺しかないためイベントやコミュニティなどに参加すると、同じ人と顔を合わせることが多く、顔見知りになりやすいです。

 

同様に町のカフェやファーストフード店に行くと店員がほとんど学生なため、学校行事やイベントなどについて気軽に話しやすいです。

 

そして一番良かった点は、シェアハウスやシェアルームが多いことです。

どういうことかというと、田舎の大学は実家から通えないため大学近辺に住む人が多いため、学校の寮かアパートかシェアハウスに住む人が大半です。

 

私自身、シェアハウスに住み、そのおかげで今でも関わり続ける親友ができましたし、大幅な語学力アップにも繋がりました。

現地の友達ができるというのは、英会話スクールや日本の大学では得られない貴重な経験です。

 

そのため、友達を作りやすかったという面では田舎の大学で良かったです。

日本人が少ない

田舎は日本人が少ないため、日本語を話す機会が減り、英語を話す機会が増えます

そのため語学力が伸びやすい生活環境に身を置けます。

 

また日本人が少ないことで、自分は日本の事を知る数少ない存在になれるため、

  • 日本料理を作る
  • 日本の文化や土地を説明する
  • アジアの関係を説明する

といった事ができる数少ない人間になれますし、仮に情報が間違っていても訂正する人もいないので、好きなように日本を語れます。

 

加えて日本人が少ないと、より海外にいる気分を味わえるのも醍醐味と言えます。

費用が安い

地方は生活費が安価で済みます。

そのため、

  • 学費
  • 家賃
  • 通学費

といった費用が、都会の大学より安価な場合が多いです。

 

そのため留学に親の承認が必要な場合は、できるだけ安価な田舎の大学費用を提示することで、了承を得れる可能性もあります。

 

また短期留学で安価な留学がしたいけど、どうしてもアメリカがいい、といった方も地方の大学への留学はうってつけです。

 

加えて社会人留学する方も、貯金を留学後の軍資金に回せるため、お金がかからないというのは重要な要素の一つです。

治安が良い

日本の田舎を想像してもらえると分かると思いますが、田舎は人が少ないので犯罪率も少ないです。

 

私の留学先でも、

  • 鍵がかかっていない車が多い
  • 家の鍵も開けっ放し
  • 物を落としても無事に戻ってくる
  • 夜に1人で出歩いても平気 (推奨はされていない)
  • マナーのある人が多い

といった感じで、治安が良かったです。

そのため銃撃事件に巻き込まれて命を落とす、といったリスクも下がります。

 

実際、私の先輩でアメリカ都心部に留学した人は、

 

真下のフロアで銃撃事件が起きるという状況を経験したため銃撃事件は他人事ではなく、こういった危険な目にあうリスクが低いだけでも大きなメリットだと思います。

 

※田舎でもスラム街に近いなど、地域一帯が危険な場合があるので、事前の下調べは重要です。

懸念点

ここまで、私が感じた良かった点を語ってきました。

 

次に、留学中に感じた懸念点も解説していきます。

やっぱり不便

やっぱり田舎だと不便な事が多いです。

特に私が感じたものは

  • 美容室がない
  • 生活品のお店が少ない
  • スーパーに行くにはバスか車が必須
  • 宅急便が遅い

といったものがあります。

 

中でも美容室がないのは、女性陣にとっては不便そうでした。

私は10年以上セルフカットをしているので問題ありませんでしが、髪を切りたい人は片道3時間の中都市へ行って切っていました。

 

また食材を買い出しに行くスーパー(=Walmart)が、徒歩圏内にないため車かバスで行かないといけないのも不便です。

 

とはいえ、スーパーまでのバスは大学から定期便が出ていましたし、私はシェアハウスの友達が買い出しに行く際に一緒に車に載せてもらっていたため、特段不便に感じた事はありませんでした。

イベントが少ない

田舎もイベントはありますが、都会のそれと比べると圧倒的に少ないです。

とりわけ、一番不便さを感じたのは就職や資格関係のイベントです。

 

私の事例としては、ボストンで現地就職につながるボストンキャリアフォーラムがあり、留学生にはうってつけのイベントでした。

しかし、ファイナルの試験前でいっぱいっぱいだった事に加え、私の田舎からだと往復で2~3日必要で、その期間授業を休まなくてはいけなかったため、行くのを断念したという事がありました。

 

今考えると行っておけばよかったと思いますが、単位を落とすギリギリの状態で切羽詰まっていました。

 

いずれにせよ、こうした都心部だと日帰りで行けるイベントに参加するために、田舎だと数日間授業を休む必要が出てくる場合が懸念点ではあります。

娯楽が少ない

遊び好きな人や、活発な人には田舎の生活には少し物足りなさを感じる可能性があります

例を挙げると

  • クラブで騒ぐ
  • PUBなどを飲み歩く
  • 観光する
  • デパートでショッピングを楽しむ

といった事が田舎では難しいため、人によっては気晴らしができなかったり、飽きてしまう可能性があります。

 

とはいえ、授業の予習と復習で遊びに行ってる時間なんて無いですし、サンクスギビングや春休みなどの長期休暇では都心部への観光に行くことができます。

 

そのため、私は特段田舎の生活に飽きることも、辛いと感じたこともありませんでした。

大学のレベルが高くない事がある

やはり有名大学や、賢い大学は都心部にあります。

私の場合も、私が通っていたWSU(Washington State University)より、シアトルにあるUW(University of Washington)の方が賢いと言われていました。

 

そのため卒業後にアメリカで就職を検討している方は、有名大学に行くほうが、ネームバリューがあって希望の職種や会社に就職しやすくなるかもしれません。

 

一方で、田舎の大学でも自分が学びたい専攻分野に強い大学に行ってしっかりしたスキルを身につけれれば、こういった懸念点も払拭できる可能性は十分あります。

差別にあう場合がある

田舎で、多人種ではない地域の場合、アジア人は目立ちます

 

その場合、人によっては差別をされる経験もあります。

 

幸いにも私は差別を経験することはほとんどなかったですが、別の地方へ留学した友人は、黒人3人に囲まれて罵声を浴びせられたり、通りすがりの車から◯uckと言われたりしたようです。

 

なお、この友人の留学先は田舎でしたが治安がかなり悪かったとのことでしたので、改めて治安の善し悪しは事前のリサーチが重要です。

 

またコロナの影響で、アジア人=中国人のヘイトクライムがあるため、差別の問題は気を付けた方がいいです。

まとめ

最後にまとめとなります。

 

田舎の大学への留学の良かったことは、

  • 本場のアメリカ英語・文化を経験できる
  • 友達ができやすい
  • 日本人が少ない
  • 費用が安い
  • 治安が良い

という面で、逆に懸念点は

  • 不便
  • イベントが少ない
  • 娯楽が少ない
  • 大学のレベルが高くない
  • 差別にあう場合がある

といった点があります。

 

また上記に加えて、田舎への留学をする前には、必ず現地の治安等は調べておくことをお忘れなく。

 

では、また!