ずっと同じ会社にいると世間知らずになるのか?【ずっと同じ会社に居続けるリスク】

ずっと同じ会社にいると世間知らずになるのか?【ずっと同じ会社に居続けるリスク】

こんにちは、ガマドドラン(GamadoDragon)です!

この記事は、以下のような方に向けた発信です。

  • 勤務歴が長い社員と、考え方があわなさ過ぎる
  • 勤務歴が長いと不利になる事はあるのか?
  • 長年勤務するとそんなに悪いことがあるのか?

1社での勤務歴が長いというのは、通常は良いこととして考えられることが多いと思います。

しかし実際に、新卒から何十年もずっと同じ会社で働いている人と働くと、2種類のタイプがいる事に気が付きます。

それは、

  1. 部署の難題を一身に背負って解決してきた人か
  2. いろいろ知っているが、的が外れた事を言う人か

の2種類です。

そして的が外れた事を言う人が、社歴が長い事を知ると、

悩める人
悩める人

これは、この人個人の問題か?それとも社歴が長すぎるとこうなるのか?

と、疑問になります。

そのためこうした疑問に答えるため、社歴が長すぎることで、不利になり得るリスクについて紹介していきます。

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同じ会社に居続けるリスク

同じ会社に居続けるリスク

世間知らずになる

同じ会社で、かつ同じ部門でずっと働くような事になると、

  1. 会社自体が大きく変化するか
  2. 自分自身で変わろうとしない限り、

ずっと同じやり方で働く事になります。

 

そのためもし新しい事を導入しない組織の場合、自分は

  • 古いままのシステムを使い続けて
  • 同じ書式を使い続けて
  • 生産性の悪いやり方を続ける

といった事になります。

そしてある日、新入社員や、転職してきた若手社員から、

悩める人
若手社員

え、未だにこんな器械 or システム使ってるんですか?

だとか、

悩める人
若手社員

この仕事のやり方には何か理由があるのでしょうか?

私はパソコンでやった方が早いので、そうしたいのですが、、、

と指摘を受けたりして、ある日突然、自分達が時代遅れとなっている事に気付かされます。

 

しかしこうした指摘はムカつきますし、自分達は業務を抱えていて、そうした社内改善の対応は後回しになるため、

怒る人
長年いる人

もうちょっと業務理解してみて、出来そうなら君で改善してみてくれるか?

と終わらす事が多く、ここで新入社員が対応出来なければ、さらに時代から取り残されていきます。

 

 

そしてこうなると、

  • 自部門の仕組や
  • 自部門の書類整理の仕方や
  • 自部門の数字管理

といった事は、全て自部門流となり、世間の常識とどんどん断絶されていきます。

 

気心知れた友人が複数いれば、他社の常識を知る術もありますが、歳を取るとともに結婚や出産といったライフイベントで、だいたい疎遠になっていきます。

 

そしてある日突然、上司や上層部から、

上司
上司

君の部門は業務改革が進んでないから改善して。

やり方は(分からないから)任せるよ。とりあえず絶対残業させないようにしてね。

といった理不尽な通達だけされて、苦しむ可能性があります。

責任が増えていく

ずっと同じ会社にいると、

  • 先輩が転職したり
  • 上司が定年退職したり

して、自分が部内の事を知っている数少ない人間になっていきます。

このため自分の担当業務や、役職が上がって勝手に責任が増えていく事が多いです。

これに伴い給料も上がる事が多いですが、マイペースにゆっくり生きたい人からすると、増える責任にプレッシャーを感じる可能性があります。

 

そして役職待ちになると残業代が出ないため、うまく部下を扱って自分で仕事をしないようにしないと時間単価が割に合わなくなります。

このため人を仕切るのが苦手な人は、人を管理するスキルを求められるようになるためストレスになります。

 

さらにこれが中小企業だと、マネージャー職と兼任で担当業務も持つため、給料が見合っていないと不毛感に襲われます。

加えて、役職が上級職になってくると、

  • 組合から外れる
  • 自分の管理をする上級職が少なくなる

ため、自分の心配をしてくれる人が居なくなるので、自分で息抜きをしないとストレスでパンクします。

このため鋼のメンタルで、有給を取ったり、早退する図太さも必要になってきます。

人脈が偏る

同じ会社で働き続ける人の多くは、同じ業界で働き続ける可能性が高いです。

大企業で社内異動が多い会社はそうでもないかもしれませんが、中小企業だと異動も少なく、異動しても同業界での違う職種、という事がザラです。

そして一社で勤め続けていると、社内や、その業界での人脈が広くなっていきます。

こうなると取引先や社内で揉めると、その評判がずっとついて回ります。

一方で、会社内では自分の融通を利かせれるようになるので、快適になり転職をしたくなくなります。

 

こうなると次の問題にも繋がります。

会社の中を見て働くようになる

ずっと同じ会社で働いていると、マンネリ化して目的意識を失いやすいです。

そのため会議等で、

上司
上司

今年の予算は未達成です。皆さんもっと気合入れていきましょう。

と言われるのも慣れてきて、別に何も思わなくなってきます。

 

こうなると茹でガエル状態になり、自分の転職市場での価値が無くなっていきます。

 

加えて、一定期間以上同じ会社に勤めていると、

  • 転職の仕方も分からないし
  • 新しい仕事を覚えるのも面倒だし
  • 培ってきた人脈が無くなるのも嫌だし

と、転職する事を億劫に感じるようになる時が来ます。

 

こうなると転職したくないため、今の会社に居続ける方法を考えるようになります。

そして会社に居続ける事を目的化してしまうと、社外ではなく、会社の中を見て働くようになります。

社内だけを見て働くようになると、

  • いかに成果を出すかでなく、いかに上層部に気に入られるか考える
  • 革新的なアイデアは、自分のやり方が間違ってた事になるので認めない
  • 自分より優秀になりそうな社員は潰すか、異動させる

といった具合で、会社にとって価値ある仕事をしないため、自分の市場価値がドンドン下がっていきます。

 

さらにこうした状況になると、本人も、

険しい人
社内を見て働く人

定年退職まで、あと〇〇年の辛抱だ。

それまで何とか耐え忍ばないとな。

といったように、職場が耐えしのぐ場所となるため、しんどい毎日を過ごす事になります。

会社と運命共同体になる

一社で働き続けると、自分の人生は良くも悪くも、その会社と運命共同体となります

そして自分の給料が上がるかどうかは、会社の成長に掛かっています

どれだけ自分が頑張っても、会社が成長しなければ、元のパイが少ないので自分の給料にも還元されにくいです。

このため会社がどんどん成長していくイケイケの会社なら、給料も上がっていき良い思いが出来ますが、

  • 会社の主力事業が途中でコケたり
  • 自部門がダメになったり
  • 会社が買収されたり

すると、給与ダウンや、希望ではない仕事をさせられる事もあり得ます。

この時、会社の条件が良いからと、会社にぶら下がっていた人は真っ先に給与ダウンといった対象となる可能性があります。

転職活動で不利になる事もある

勤務歴が長いと有利になる状況は多いです。

しかし、あまりに勤務歴が長すぎると、

  • 他の会社のやり方に染まれないんじゃないか
  • 転職出来なかったからではないか?
  • 成功体験は会社のお陰ではないか?自社でも本当に再現性があるのか?

といった具合で、一社の勤務歴が長すぎても、逆に懸念される場合があります

同業他社であれば、知識があれば重宝される事は間違いありませんが、その業界が衰退産業の場合、パイを奪い合う業界の中で厳しいキャリアを積む事になります。

 

また勤務歴が長いと給与水準も割と上がっている事が多いため、それまで自己研鑽をしていないと、転職時に給与ダウンする可能性もあります。

ダメにならないように意識しておくとオススメなこと

ダメにならないように意識しておくとオススメなこと

もし今いる会社を気に入っていたり、いずれ同じ会社に居続けたい人は、次に紹介する方法がオススメです。

1年を振り返るようにする

会社に就職して3年程度経つと、新しい知識を身に着けなくても、それまでの知識で仕事をこなせるようになってきます。

この時、何でも良いから学ぶ事を続ける事が大切です。

仕事の学習は止めてしまったとしても、私生活で自分の興味のある事でも学び続けます。

しかし普通に過ごすと、過酷な社会人生活の疲れから何も学ぶ気力が起きません。

そこで1年の最後に、その年を振り返ってみて、新しい出来事や新しい学びがあったかを考えます

その時に、何も思いつかなければ翌年は何をするか目標を決めます。

この学ぶ事というのは、机に座って勉強する必要はなく、Youtubeでも何でも良いです。

特に目標が見つからない人は、以下がオススメです。

  • ふるさと納税を始めてみる
  • つみたてNISAを始めてみる
  • 本を読んでみる

ちなみに私のオススメの本は、森岡毅さんの苦しかったときの話をしようか、になります。

 

仕事と関係ない事でも、学んでるうちに仕事と繋がる事もあります。

ガマドドラゴン
ガマドドラゴン

私の場合だと、株を通して、会社の業績や、経済動向が分かるようになり、自分の業界の経済動向を俯瞰できるようになりました。

ブログでも、メールを分かりやすくまとめる力がつきました。

社内だけ見て働かない

長年同じ会社で働き続けると、どうしても安定を求めるあまり、社内の方ばかり見て働いてしまいます。

一方で顧客と会社の利益を意識して、そのために自分がどう動くべきかを考え続けて働く人は、周囲から信頼されます。

さらに上記のように考えて働く人は、顧客の要求に答えようとするため、自分にとって未知の事でも、まずはやってみようとします。

そしてどんどん出来る仕事の幅が増えていくため、勝手に自己研鑽がされ続けます。

そのため勤続年数に関わらず、常に市場価値がある人材になり得ます。

自分の転職市場での価値を把握する

転職をする必要はありませんが、転職活動をしてみて自分の市場価値を把握するのは大切です。

そこで転職する事により、自分の待遇が下がるようなら、さらに努力をする必要があるという事がわかります。

また職務経歴書を書くことにより、自分の今持っている”経験”と”成果”を客観的に見つめ直す機会になります。

 

私自身、転職活動をしてみて職務経歴書に書けることが何もなかったため、必死で現職を頑張るようになりました。

 

ちなみにこうした市場価値について考える本として、転職の思考法がオススメです。

市場価値についてメインに語っているため、転職を考えてない人も非常に参考になる本でした。

 

それでは、また!

 

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