転職エージェントに不信感がある人へ 【転職エージェントを使う上できをつけること】

転職エージェントに不信感がある人へ 【転職エージェントを使う上できをつけること】

こんにちは、ガマドドラン(GamadoDragon)です!

この記事は、以下のような方に向けた発信です。

  • 転職エージェントが信用ならない
  • 事前に注意しておく事がないか不安
  • エージェントとのうまい付き合い方が知りたい

転職エージェントは、転職活動を始めると切って離せない存在です。

しかし転職エージェントは営利企業であるため、過去に、

  • 不快な思いをさせられたり、
  • 希望と違う会社ばかり紹介されたり
  • 求人詐欺企業(=ブラック企業)へ入社させられたり

して、転職エージェントに不信感を持っている人も多いと思います。

 

そこで私の転職経験から、転職エージェントを使う時に気をつける点と、オススメな対策を紹介していきます。

 

この記事を読むことで、

  • 自分がヤバい状況なのかが分かる
  • エージェントの心理が分かる
  • 対策も分かる

といったメリットがあります。

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転職エージェントを使う上で気をつけること

転職エージェントを使う上で気をつけること

転職エージェントについて語る前に、人材紹介会社について知らない方向けに少し解説しておきます。

転職を支援する会社は、以下の2種類に分類出来ます。

  1. 転職サイト
  2. 転職エージェント

この2つの違いは、転職エージェントでは、自分の担当者がついて求人を紹介してきますが、転職サイトでは自分で求人を探します。

そしてこの記事では、主に転職エージェントの担当者とのやり取りで気をつける事を紹介していきます。

2社以上使う

転職活動を始めると、

  • 一社だけでも大量の求人が定期的に送られてくるため情報に忙殺されたり、
  • トントン拍子に話が進んでいくため忙しくて我を忘れたり
  • 他のエージェントにも相談するのは後ろめたい

ため、他の転職エージェントに問い合わせる事なく1社だけで転職を終える事があります。

しかし人材紹介会社を1社だけ使用すると、求人数が限られるため、ベストな求人が紹介されない可能性があります。

この点は以下記事でも語ってますが、私の体験談として、自分の使ってた転職エージェントの中ではベストでも、後の転職で他エージェントを使うともっと良い会社があったためでした。

このため1社だけ使っていると、自分の市場価値が希望条件と合ってないからなのかも、と誤解してしまう可能性があります。

急いで転職を決めない

転職エージェントは、自分の担当する転職希望者の転職先が決まって初めて利益が入る事が多いです。

そのため転職エージェントは、転職希望者を多く転職させた方がメリットがあるという事実は把握しておく必要があります。

 

中には、信念を持った担当者もいて、当人のためのアドバイスをしてくれる事もありますが、転職エージェントの担当者は入れ替わりが激しいため、短期での成果を求めがちです。

このため今すぐ転職をするのがオススメではない人には、

悩める人
転職エージェント

今のあなたの状況だとその希望は少し難しいです。だからもっと希望を落としてみましょう。

といった提案をしてくる可能性が高いです。

加えて、以下の決まり文句も多用されます。

  • 若い方が転職(又はキャリアチェンジ)しやすい
  • (退職済みなら)ブランクが空くのは良くない

こうしたアドバイスは確かに正しいのですが、だからといって焦って希望条件を下げて転職エージェントに誘導されるまま会社を決めると、求人詐欺やブラック企業に当たる可能性があります。

 

ですので「転職をすべきかどうか」「転職のタイミングはいつが良いか」といった相談を転職エージェントする場合は、話半分程度に聞いて、その場でどれだけ不安心を煽られても、流されないように決心しておく事が大切です。

譲れない最低条件を決める

当たり前ですが、転職にはタイミングという運要素もあるため、タイミングが悪いと、自分の希望条件の求人が少ない事もあります。

このため自分が問い合わせした時に、転職エージェントが自分の条件に合致する求人を持っていない事もあります

しかしそこで、

おっちょこちょいな人
転職エージェント

あなたの希望ありませんでした(笑)。

となったら存在価値が無いので、希望条件から少しハズレてる求人もじゃんじゃん紹介してきます。

 

そしていろいろと見てるうちに、

  • 知ってる有名企業の名前や
  • 年収、福利厚生や
  • 仕事内容のカッコよさ

といった邪念に惑わされて、A社も良いな、C社も良いな、となって本来の軸を見失う事があります。

エージェントの担当者も、自分の反応の良い企業ばか

り紹介していくうちに、元々の希望の軸からさらに離れてしまう場合もあります。

ここでさらに希望条件がボンヤリしていると、担当者によっては、不人気な求人をさばくために、良くない求人も紹介してきたりします。

そしてここで担当者の企業説明に飲まれて、

悩める人
求職者

条件とは合致してないけど、この事業の強みは確かに悪くないですね、、、

などと流されると、あれよあれよと、似たような会社ばかり紹介され続けます。

 

こうした事態を避けるため、ここだけは絶対に譲れないという条件を決めておく事が大切です。

この最低条件は、少なくとも2~3つ作っておき、この3つの中でも順位づけをしておきます。

そしてこの一番優先度が高い条件と合致しなかったら、その場でキッパリ断ります。

こうすると担当者にも「この条件だけは合致してないとダメなんだな」と伝わり、的をハズれ過ぎた求人を紹介される事がなくなります。

 

参考に私の絶対条件としていたのは、

  1. 英語を使える
  2. B to B
  3. 年間休日100日以上、残業 30時間/月未満

でした。

さらに妥協しても良いが、希望条件として、

  1. 東証プライム上場のグループ
  2. メーカー

といった事を伝えており「英語を使える」という条件が合致しない求人は、中身も読まず全て拒否してました。

内定が出ても焦らない

転職活動を進めていくと、いずれ内定が出ますが、中には、

  • 練習として受けた会社や
  • 第二候補として受けた会社
  • 面接したら希望度が下がった会社

から内定が出る事があります。

この時、担当者によっては、内定先への就職を強く推薦されるか、小さな圧を感じる事があります。

しかし自分の第一希望の企業が控えていたり、最低条件を全て満たしていないなら、素直にその旨を伝えて転職活動を続けるべきです。

ここで担当者と関係が悪化したら、しばらく違うエージェントを使って、ほとぼりが冷めたら、元のエージェントも担当者を変えて使ってみる、といった方法もあります。

 

ただ絶対条件を頑として譲らないと、転職エージェントからは、

先輩社員
転職エージェント

その条件を全て満たす企業を見つけるのは難しいですよ。条件を落としましょう。

といった提案を度々される可能性があります。

 

しかしタイミングもあるため、時期が来れば希望に合った求人が出る可能性もあります。

 

絶対条件を妥協するのは、転職エージェントに言われたからではなく、実際に採用が厳しいと感じてから、少しずつ下げていけば良いと思います。

逆に条件を妥協し過ぎると、転職先で不満が出た時に「あの時もっと妥協しなければよかった」という思考になります。

無名の転職エージェントには気をつける

転職エージェントや、転職サイトに履歴書登録すると、企業だけではなく、他の転職エージェントから求人紹介のオファーがよく来ます。

そしてこのオファーをしてくる転職エージェントには、聞いたことのない無名企業がよく混ざっています。

こうした無名企業の中には、

  1. 信頼を築いて長年掛けてブランドを構築する農耕型ビジネスより、
  2. 短期間で多く求職者を就職させて利益を得る狩猟型ビジネス

の方が多いように感じます。

これは有名でない分、企業ブランドが傷つく事を恐れない事もあると思いますが、こうしたベンチャー企業に入社する人は野心家が多く、短期で成果を出そうとする人がいるためと考えています。

 

そのため無名の転職エージェントと関わる時は、相手のペースにならないように意識しておく事をオススメします。

ガマドドラゴン
ガマドドラゴン

私自身、紳士的な担当者からオファーが来たため、返信だけしたら、突然電話してきて、あれよあれよと求人紹介から面接まで流されそうになりました。

この手の担当者は、

 

  • いきなり電話してきたり
  • 面談日程をその場で決めさせようとしたり
  • 今すぐ転職すべき理由を言ってきたり

しますが、こちらが「少し考えてみます」といった具合に、相手のペースにならないと、途端にサポートが手薄になります。

そのため、

悩める人
求職者

ちょっと話聞くつもりだったのに、結局バリバリ転職活動してる気がするな

と思った時は、「もう少し自分の軸を考え直したい」等と言って2~3週間休憩してみるか、他のエージェントを使ってみて、冷静さを取り戻すのがオススメです。

オススメな事

オススメな事

ここまで転職エージェントを使う際に気をつける点を紹介しました。

こうなると、

絶望した人
求職者

担当者つくとか面倒くさいし、転職サイトだけで転職した方が良くね?

となりますが、実はそうとも限りません。

なぜなら多くの人材紹介会社は、転職サイトと、転職エージェントを両方持っており、転職エージェントじゃないと出てこない、隠された求人があるからです。

そのため転職エージェントとうまく付き合いながら転職活動をする事が、転職の成功の鍵となるため、ここからは、気をつける事だけでなくオススメな事も紹介していきます。

転職意向は今すぐではない、と意思表示しておく

転職エージェントと面談となると、向こうの収益条件も知っているため、気を遣うと思います。

しかし私の経験上、最初から、

読者
求職者

今すぐという訳じゃないですが、すこし転職を意識し出しまして、どんな求人があるか知りたくて登録しました。

と言ってしまっても、対応が変わった担当者はいなかったです。

ただその後に大体、具体的な転職希望時期を聞かれますが「3年以内ぐらい」と言っておけば、今は転職するつもりがないというのが、やんわり伝わります。

 

実際に求人を見ているうちに早く転職する可能性もあるため、そこで無下にするような担当者なら、早めに見抜けて良かった、と考えれば良いと思います。

 

こうして事前に早期の転職意思がないと告知してる事で、求人応募を猛プッシュされても「今は転職の意向はないので」と、堂々と断れます。

市場価値を知ってみる

転職エージェントと関わる前に、自分の市場価値がある程度分かれば、どのレベルまで最低条件を求めれるか分かってくると思います。

そこでオススメな方法として、以下SNS型の求人サイトを利用する方法です。

※IndeedとLinkdInは、外資系やグローバル企業が多いイメージです。

 

こうしたSNS型求人サイトに登録して職歴を載せておくと、自分の経験やスキルに興味を持った会社や、紹介会社からオファーが来ます。

そうしたオファー内容や、オファー数を見続けていくと、自分の相場観が分かってくるようになります。

正確な相場観を知るためには、できるだけ職歴や経験は、正確に書く事がオススメです。
悩める人
悩める人

SNS型求人サイトだと、自分の会社にバレたら問題になるんじゃ、、、?

と考えるかもしれませんが、私の経験上、問題ありませんでした。

BizReachは、自分の個人名が企業から見えないように出来るため、よほどニッチな業界でなければバレません。

IndeedやLinkdInは、SNSとしての側面もあるため、会社にバレても

おっちょこちょいな人
バレた人

流行ってるみたいで、友達にやってみろって言われて登録だけしたんですけど、全く使ってないです、へへ。

と言えば、問題ありません。

 

もしくは名前や会社名だけ偽名や、Unknownとしておくのも手だと思います。

担当を変えてもらう手もある

転職エージェントを使っていると、対応等に不信感を抱くことがあります。

しかし転職エージェントは担当者の当たりハズレが大きいため、この場合は自分の担当者がハズレな可能性もあります。

そして大きなエージェントだと、求人数も多いため、できるだけエージェントから求人情報だけでももらい続けていたいです。

このため、まず担当者を変えてもらうのも手です。

 

方法としては、大体の転職エージェントが、

  • 総合窓口の電話や
  • メールアドレスが

あるはずなので、そこに連絡して担当者を変えたい旨を伝えます。

 

私が思う、担当者を変えるべき目安としては、以下のような場合で、

  • やたら転職を急かしてくる
  • たくさん求人に応募させられる
  • 面接辞退を許してもらえない
  • 仕事中に連絡が来て、勤務時間内に返事しないと注意される
この担当者変更の依頼をする際、具体的に不満点を記載する事がオススメです。 そうする事で、次の担当者は、記載された不満点に注意して丁寧に対応してくれる可能性が増えます。

最後に:小さな違和感には正直に

小さな違和感には正直に

転職エージェントを使った時に、違和感を感じた事は当たってる事が多いです。

私や、友人の例だと、

  • そんなに通過しないからって、たくさん応募させられたけど大丈夫かな → 想定以上に通過して過密スケジュールを強いられる
  • やたら返事を急かされる → ゆっくりやりたいと伝えたら、途端に求人案内が無くなる
  • 財務状況悪いが国有企業だから大丈夫と推薦される → 数年後に見ると倒産していた

といったケースもあるため、小さな違和感を感じたら、

  • 他のエージェントや、
  • 大学のキャリア相談室や、
  • ハローワークの就職支援
  • 採用担当を経験した知り合い

などに相談をした方が良いです。

 

こちらの意向をしっかり考えてくれる担当者もいるので、そうした人に当たるまで諦めず頑張りましょう。

 

それでは、また!

 

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