- 暇そうにしてる職場のおじさんが、自分より給料が高くてやる気が出ない
- 指示をしないと動かない人に腹が立つ
- 自主的に動かない人ばかりで、誰のサポートもないためもう疲れ果てた
この記事は、こういう方に向けて発信しています。
こんにちは、ガマドドラゴン(GamadoDragon)です!
今の職場で働くことに
- 心身ともにすり減らしていたり
- 会社の理不尽な評価制度にやる気がなくなっていたり
- 仕事量の不公平さに、もはや怒りがこみ上げてくる
といったことを感じていませんか?
この記事では、上記のようなストレスを感じている方向けに、働かないおじさん(おばさん)の心理、原因と対処法を紹介していきます。
この記事を読むメリット
- 働かないおじさんへの接し方がわかる
- 納得感を持って仕事に取り組めるようになる
- 自分のキャリアの方向性を考えるキッカケになる
働かないおじさん(おばさん)の心理
どこの職場にもある、働かない人問題。
- 言われないと自分から仕事に取り掛からず、
- 昼過ぎにはうたた寝していたり、
- タバコやトイレ休憩がやたら多く、
- 政治や時事ネタ、社内の噂話には異様に詳しい
- もはや、世間話とお茶を飲みに出社しているだけではないか
こんな働かない人、職場にいるのではないでしょうか?
仕事に頑張って取り組んでいる人ほど、こういった働かない人を見たらイライラしてきますよね。
こんな働かない人たちはどういう心境で働かないのか、その心理を読み解いていきます。
誰かがやってくれる精神
働かないおじさんの特徴として彼らには責任感と自主性が壊滅的にありません。
そして働いていると、誰の担当か決まっていない仕事がよく発生します。
このとき、その仕事をする事になるのはたいてい、
- 責任感のある人
- その仕事が得意な(対処できる)人
です。
1の人は責任感があり、2の人は仕事ができる人であることが多いので、どちらも仕事が集まりやすいです。
理想としては、3.暇そうな人 にしてもらう事ですが、こうならない理由として、

この仕事、Bさん得意だし頼めるかな?
とは頼みやすくても、

Cさんが一番暇そうなので、この仕事頼めますか?
とは頼みづらいからです。
そして何もしなければ、他の同僚がやってくれる現象を経験し、働かないおじさんは感じます。

仕事やる、て自分から言わなかったらどんどん仕事減っていくわ。時間内に仕事を終わらせれるオレ優秀だわ。
この結果、
- 自分に仕事が回ってこない
- 仕事をしないから、出来る業務が少ない
- 仕事をこなせる人に、さらに仕事が流れる
という 1→2→3→1に戻る、という完璧な無限ループが完成します。
このように、たいていの職場には自主的に動く人がいる一方で、自主的に動かないと得することを学び働かなくなる、働かない人が現れます。
歪んだ形の若手教育
会社員は、ある程度年齢を重ねると会社側から次世代の育成を期待されるようになります。
そのため年配社員は多かれ少なかれ、後輩の育成を意識しています。
そして自分より若手が忙しそうにしていると、

たくさん苦労してしっかり成長するんやで。大変かもしれんが、それが君のためになるんや。
と、感じる人がいます。
この考え方は間違っていませんが、問題は若手社員が助けを必要とした場合です。
若手社員が窮地に立たされている時に、フォローしてあげて初めて見守っていると言えますが、
働かないおじさんの場合、若手社員が手に負えない場合、働かないおじさんにも手に負えない事が多いので、見て見ぬ振りをします。
もし若手社員に頼られても、
- その案件どうやるか忘れちゃったな~、Bさんが知ってると思うよ
- 今忙しいから、Bさんとかに聞いてくれるかな
- あ~、それやったことあるような、、、Bさんちょっとこれ分かる?
といった反応をし、自分は関与しません。
仕事以外のことに没頭(現実逃避)している
どんな人でも自分の存在価値を感じられないと、自己肯定感を保てず病みます。
そのため働かないおじさんは、
- 過去の栄光を思い返して昔で時が止まっていたり
- 政治や経済、ゴシップネタなど、仕事と関係ない事を語り自分の知識をひけらかす
- 趣味や内職に没頭し仕事中も別の事に情熱を捧げている
といった感じで、会社で役に立っていない自分を正当化し現実逃避をしています。
こういったことから、働かないおじさんの中には、

それぞれ得意なことがあるからね
という人も出てきます。
しかし働かないおじさんの特技は仕事で役に立たないため、仕事がなかなか回ってきませんが、本人は特技(趣味)が他にあるので気にしません。
働かないおじさんが生まれる原因
働かない人が発生する原因として、本人の性格や考え方が影響しているのは間違いありません。
しかし働かないおじさんが発生するのは、たいてい働かなくても大丈夫な環境が備わっています。
そのため、働かないおじさんが発生する社会的構造や要因について解明していきます。
年功序列 & 終身雇用制度
年功序列と終身雇用は、社会主義的な制度のため評価制度や給料に歪みを生じさせています。
そして年功序列の下では給料に見当たった能力がなくても給料が上がっていくため、途中で成長することを放棄する社員も出てきます。
こうした社員は新しいことを勉強しないため、業界や社会の環境の変化にも適応できず、どんどん出来る仕事が減っていきます。
その結果、仕事をやらないのではなく、できない社員になってしまい、ますます出来る社員に業務が集中していきます。
そのため仕事が出来る社員が、ぶらさがり組を養うという構図に落ち着いていきます。
会社都合による人事異動
これも終身雇用制度がもたらす負の側面の一つです。
昔は、定年まで会社が雇う代わりに会社へ人生を捧ぐ、という暗黙の了解がありました。
このため、いきなり技術部の人が営業職に異動になったりと、転々と職種変更させられる現象が起きます。
これが本人の希望の職種であったり、性分に合っていた場合は良いですが、
何十年も同じ仕事をしてきた人間がいきなり違う職種に異動になった場合、新しい環境へ適合できず社内ニートになってしまうことがあります。
もしくは左遷のような形で自分の希望しない部署や勤務地へ飛ばされて、やる気を失い働かなくなった人もいます。
これは会社側も社員の雇用を守るため、仕事がなくなった社員を解雇ではなく有効活用しようとした苦渋の選択と言えます。
時代の急激な変化
時代の変化はめまぐるしいです。
今は常識のパソコンも昔は普及してなかったので、今の40代~60代(1940~1960年生まれ)は、大人になってからパソコンを学んだようです。
このような変化はテクノロジー以外にも起こっていますが、仕事に影響を与える要因としては、
- インターネット普及による価格のオープン化
- グローバル化によるライバル企業の増加
- 取引先の担当者の世代交代
- 企業の仕組み化による、担当者の決済権のオープン化
- 様々なソフトウェアやテクノロジーの導入
といったことがあり、何十年も仕事をしている人は、
- 懇意にしていた取引先の担当者が変わり、人脈が減ったり
- 新しい環境規制や法律、新商品についていけなくなったり
- 自分の部署の商品が世間で不要になって、他部署に飛ばされたり
といった結果になり、時代から置いていかれ過去の栄光や昔話ばかりするようになっていきます。
働かないおじさんへの対処法
これまで働かないおじさんの心理と、生まれる環境について分析してきました。
次に、ここから私なりの対処法を紹介していきます。
外部を巻き込む
まず直接話し合って自主的に動かない人に、積極性を持たすのは困難です。
そして職場の上長やベテラン社員も、悪く思われたくないため働かない人に仕事の指示をしたがらないです。
職場のトップである上長が、働かないおじさんへ指示しないと後輩社員や下っ端は、もっと言いづらいので状況が改善しません。
そこで対策としては、職場で働いていない部長や、人事部の方を巻き込んで役割分担ミーティングを開いてもらう、というものです。
そして一度役割がざっくりとでも決まれば、仕事も振りやすくなります。
私自身この方法で、自主的に動かない人たちに仕事を振りやすくなりました。
その時の詳細は、こちらで語っています。
副業や株を始める
会社員は労働時間(日数)に対して給料をもらうという時給的な働き方のため、そもそも自分の働きに見合った給料がもらえないのは当然といえます。
その代わり、会社の業績が低くても最低限の給料は保証されるというメリットがあります。
こういった特徴があるため、会社員として安定収入を得ながら、小さく副業を始めることは相性が良いと言えます。
また少額からでも、株式投資を始めて資産を増やしていくことも大切です。
まだ副業も株も始めていないという方は、つみたてNISAを始めることから勉強していくと良いでしょう。
つみたてNISAや、証券口座開設については、YoutubeでBank Academyさんが詳しく記載しているので参考に添付しておきます。
またリベラルアーツ大学もおすすめです。
- 副業と株どっちが先のほうが良いのか?
- 支出を減らして効率よく貯金を増やす方法
- 節税と貯金がなぜ重要なのか
といった事を教えてくれており、誰でも効率よくお金を増やす道標を教えてくれます。
リベラルアーツ大学では、まず副業を推奨していますが、私としては株式投資から始めてもいいと思います。
成果主義の会社へ転職する
不公平な評価制度にやる気をなくしている人は、外資系といった年功序列が崩壊している会社への転職を目標にするといいと思います。
もちろん実力主義ということは、それだけ解雇や給料が下がるリスクもあります。
しかしキャリアアップするために、頑張るというモチベーションの源泉ができます。
自分の進むべき専門性について悩んでいる方は、USJをV字復活させた森岡毅さんの”苦しかったときの話をしようか”という本がオススメです。
この本は就活生や新卒向けに、
- 自分に向いている職業を、動詞で考えてみる
- 自分をブランドとして、戦略を立てる方法
- 森岡氏の社会人初期の頃の実体験
といった形で、一流マーケターの森岡氏ならではの視点で書かれており、
ありふれた自己分析をして満足する本とは違い、読み終わったときには何かしら行動を起こせるようになる本なので、自信を持っておすすめします。
これからは終身雇用も年功序列も崩壊していくため、会社に依存するだけの生活はリスクが高いです。
副業はすぐには無理でも、株式投資ぐらいならばリサーチをしてみるぐらいはオススメします。
働かない人は、必ずどの職場にもいますが、そこで自分も腐って働かない側に仲間入りしないようにしましょう。
自分のスキルを磨かなくなると、市場価値が下がり転職しづらくなります。
そして転職できない人を待つのは、会社の言いなりの人生です。
何よりどうせ働くなら、なにかに貢献出来ている事を感じれる方が幸せだと思います。
働かない人は腹が立ちますが、うまく仕事を振って付き合っていきましょう。
では、また!