こんにちは、ガマドドラン(GamadoDragon)です!
仕事をするようになってから、
- 同じ生活の繰り返しで楽しみがないし
- 客先や、同僚に気を遣って精神をすり減らすし
- 朝早く起きたり、帰宅後の夜遅い晩ごはんは寿命が縮んでる気がする
といった感じで、辛いことが増えて希望のない毎日を過ごしている人は多いのではないでしょうか?
かくいう私もその一人で、
- 社会人になって一社目で超絶ブラック企業を経験
- 2社目でも、やりがいのない会社を経験
して、日本ではこんな会社ばかりなのかと働くことに絶望しました。
(なお、当時の詳細はプロフィールに記載しています)
現在はだいぶマシになりましたが、当時は病んでいました。
そこでこうした経験から病んでいる人が多いと感じるる遊を、私なりに語っていこうと思います。
日本の社会人に病んでる人が多い理由
自由がないから
未だに日本社会では多くの場面で、
- 遅刻は厳禁だし
- 定時に帰りづらい雰囲気はあるし
- 有給も全消化はしづらいし
- 満員電車で通わないといけないし
- 身だしなみや、敬語には厳しいし
- お客様の立場は圧倒的に上
という事があるため、毎日スーツを着て満員電車でもみくちゃになりながら通勤し、職場ではお客さんにヘコヘコして、という事になります。
しかもこれを毎日9時間以上続けないといけないのは、普通に考えるとしんどいです。
これは例え自分の好きな事でも、毎日9時間、毎月20日以上は絶対にやらないといけない、となったらしんどくなると思います。
こうした環境のため、働くために生活リズムを調整せざるを得なくなります。
その結果、
- 寝不足でも無理して起きないといけないし
- 好きな時間に寝れないし
- 帰宅後になると夜ご飯も遅いし
と、物理的に健康にも良くなく、身体の不調は精神の不調に直結します。
こうして、自由の少なさが様々な形で生活の質を下げていきます。
未来に希望を持てないから
正直、いまの日本の未来について明るい未来を想像する人は少ないと思います。
人口減少を発端に、
- 上がらない平均給与や
- 増える国債に比例して増える税金
- 一方で減る年金や、社会保障
といった具合で、問題が山積みです。
まだ仕事が辛くても、将来が良くなるイメージができれば、少しは前向きな気持ちで頑張れます。
しかし暗い話ばかりで、自分の給与が上がる見通しも持てないし社会保障は悪化するし、となればどうしても後ろ向きな気持ちになります。
それに加えて、
- 成長し続けているインドや中国に一部技術を抜かれたニュースや
- タイやインドネシア等でも、同じ職でも日本より一部給料が高かったり
- 将来の日本のGDPは、3位よりさらに下がるという記事を見たり
すると、なおのこと暗い気持ちになります。
プレッシャーが多いから
日本社会にはプレッシャーが多い環境だと思います。
その代表例として、
- 正社員じゃないと恥だし
- 女性は女性らしくしないといけないし
- 気軽に転職がしづらい
- 仕事ではノルマがあるし
といった具合で、世間体や将来をを気にする結果、仕事がしんどくても耐えないといけない事が多いです。
特に家族を持つようになると、家族のためになおさら気軽に転職をしづらくなります。
さらに働く事も、正社員で働くと責任が増えるため、
- 目標ノルマ達成のための行動や
- 期限が近い課題や
- 取引先や、他部門からの無理な依頼
といったプレッシャーを感じる要因に常にさらされているため、ストレスが多いです。
未だにブラック企業が多いから
日本では以下のような風潮が、未だにあります。
- いい大人で正社員じゃないなんて、みっともない
- 最低1年は同じ会社で勤務、
- 頻繁に転職すると、転職市場で不利になる
そしてこうした圧力からブラック企業に入社してしまっても、気軽に転職しづらいです。
ブラック企業はそこに漬け込み、社員の事を消耗品のように使い潰します。
2015年の電通事件で、だいぶブラック企業は減ったように感じますが、まだまだ、
- 残業代は出ないし
- 上司や、先輩より先に帰りづらいし
- ノルマ未達成時の詰められ具合がひどい
といった会社は存在しています。
そして逃げる選択肢もなく、心が病むまでブラック企業にこき使われる人が出てきてしまうため、病人が増える事になります。
加えて、ブラック企業にとって社員は使い捨てのため、現社員が潰れたら、次の人間を採用するだけなので、いつまで経っても犠牲者が増え続きます。
休みが少なくなるから
私は社会人になったら、急に拘束時間が増えたため、その急激な変化に疲弊しました。
例をあげると、学校は年間休日を合算すると、130~150日程度みたいです。
それに比べて会社員は多くても120日くらいですが、120日も休める会社はそう多くありません。
しかも毎日8時間以上拘束されます。
これが大学卒であれば22年近く、6~7時間拘束の年間休日130日で生きてきたのが、急に毎日8時間拘束の120日休暇に変わるわけです。
さらに職業によっては、休日でも対応をしないといけないため、そうなると仕事を完全に忘れている瞬間は少なくなります。
こうした小さな積み重ねが続くとジワジワと体力を減らしていきます。
まれに働く事がしんどくない人もいますが、そういう人は、
- 大学(院)の研究や、専門学校がスパルタで既に長時間労働に慣れていた
- 自分にストイックで元々寝る以外、努力に勤しんでいた
- 痛覚や、しんどさを感じる痛覚が以上に鈍い
- 究極のドM体質
のどれかでしょう。
いずれにせよ、学生時代からの急な拘束時間の変化に、ストレスを感じるのは当然で、そこに馴染めず辛い生活を生きている人も多いと思います。
人付き合いが希薄化するから
働きだすと生活リズムを仕事に合わすため、友人等と遊ぶ時間が減るため、繋がりが薄かった友人から徐々に疎遠になっていきます。
また職場の人と仲良くなるにも、職場の人とは利害関係があるため結局友人のようになれる人は限られてきます。
同期ならば仲良くなれますが、その同期も勤務場所はバラバラになり、また退職していくと連絡を取らなくなるため、友人は減っていきます。
さらにもし一人暮らしをしていると、家に帰ると常に一人です。
一人暮らしは気楽ですが、いざ交友関係が減ってくるとジワジワと孤独感を増してきます。
こうした要因が重なると、人との繋がりが無くなっていき、仕事のために生きている状態になって病んでいきます。
ずっと同じ人・同じ環境が続くから
働き始めると、私生活では人の繋がりが減る一方で、多くの職場では同じ同僚と顔を合わせ続けます。
そのため、その狭いコミュニティ内で揉めてしまうと自分の居場所が無くなってしまうため、些細な揉め事でも大きなストレス要因になります。
それに拍車をかけて、同僚とは仕事の利害関係があるため、頻繁にやり取りをしないといけないため、余計にトラブルが起こる確立が上がります。
また社会人になるまでは、常に環境の変化がありました。
- 小、中、高、大学への入学と卒業
- 遠足、修学旅行、体育祭、文化祭
- 部活やバイト
と、最長でも小学校の6年間だけ周囲がずっと同じで、それも毎年クラス替えがあります。
しかし働き始めると、基本的には
- 自分で転職するか、異動のお願いをするか
- 会社辞令で人事異動するか
- 職場の同僚が辞める
事がない限りは、ずっと同じ環境が続きます。
おまけに同僚との会っている時間も毎週40時間と、起きてる時間だけで考えると家族より会っている可能性もあります。
こうしたずっと同じ環境の繰り返しで、感受性を失っていき心を病む可能性があります。
自分で出来る対策はあるのか?
ここまで日本の社会人が心を病む理由を考察してきました。
そしてここからは、こうした心が病む原因へ対策ができないか考えてみます。
私の場合を参考にしてみると、絶望を脱出したキッカケは、
- 転職して、少しはまともな会社に入社した
- 辛い生活を耐え抜くための希望(=目標)を見つけた
- 実際に人生が好転していると感じれている
ことでした。
これらを詳しく語っていこうと思います。
転職活動
ここまで挙げてきた日本社会に病んでいる人が多い理由の多くは、働く事による弊害が多いと思います。
そのため転職をする事で、少しでもそうした苦痛が改善される可能性は高いです。
私自身も転職を機に、前向きに変わっていきました。
もちろん転職活動も楽な事ではありませんし、転職先でも嫌なことが全てなくなる訳ではありません。
それでも今の仕事が辛くて病みそうになっているのであれば、心がダメになってしまう前に、最後の力を振り絞って転職活動を頑張ってみてください。
一回の転職で望んだ仕事に就けない事も大いにあり得ますが、むしろ一回の転職でうまくいったらラッキーぐらいに思っていた方が良いです。
私も2回の転職活動を経て、なんとかまともな会社に入社しました。
その詳細は下記にまとめています。
そして転職活動をするにあたって、私が思う重要な点は、自分がどうなれば成長していると感じるかです。
- 専門知識をつけた時に成長を感じるのか
- ならば、その専門知識とは具体的には何なのか?
- 自分が興味のある分野は何なのか?
といった感じで、自分の成長を感じる要因を深掘りするのがオススメです。
以下は、参考の質問例です。
- どうなれば成長していると感じるか
- 何をしている時に成長を感じるか
- どんな職業がカッコいいと思うか(外見のイメージは除く)
- そのカッコいいと思う点は何か
- その仕事に必要なスキル、需要のある知識は何か?
またもう一点の意識すべき点として、既に自分が持っている知識やスキルを活用しながら成長出来る職場を選ぶべきです。
その知識やスキルは、他人と比べて大した事でなくても良いです。
自分がその知識やスキル磨きに頑張ったかが大切です。
なぜなら私の経験から、自分が頑張ってきた事(私の場合は英語)を活かせない仕事に就くと、「これまでの努力って何のためにしてきたんだろ、今の自分って前より成長してるのかな」と感じてしまいます。
そのため今なにも自分の軸がない人は、自分の頑張ってきた事を活かしながら成長を感じれる仕事を目指してみるのもオススメします。
今を頑張れる希望を持つ
- もし自由になったら、やりたい事は何でしょうか?
- そのやりたい事を達成する方法はありますか?
これは人それぞれだと思いますが、私はFIRE(経済的自立)という考え方を知った際に、これなら自分のやりたい事を達成出来るかもしれない、と感じました。
FIREについて簡単に説明すると、
- お金を貯めて
- 貯めた貯金を株や不動産に投資して
- 投資先からの副収入だけで生きる
という概念になります。
このFIREは、私にとって今の社会人生活での唯一の希望だと感じました。
もちろんこの希望は、人によって違ってていいと思います。
例えば、
- 海外で働きたい人は、海外で働く事
- 起業したい人は、起業する事
- 憧れの会社で働きたい人は、その会社で働く事
と様々あると思いますが、今を頑張れる希望が見つかれば、なんでも良いです。
そして私の場合は、FIREという希望を目指して頑張りだすと、
- 稼ぐ事に必死になるので、仕事を頑張る
- 稼ぐために、副業も頑張る
- 株式投資の勉強もする
ようになり、その結果、
- 仕事を頑張っていると、勝手に評価されだしたり
- 副業の調子が良くなって楽しくなってきたり
- 株式投資を始めると、経済に詳しくなったり
して、少しずつ人生が好転している事を実感できており、辛い環境は変わっていなくても、以前ほど精神的にはつらく感じないようになりました。
人との繋がり
また頑張る目標や、その手段が見つかっていても友人がいなければ虚しくなります。
そこで私がしたことや、現在している事としては、
- 社会人サークルに参加する
- 習い事、スクールに通ってみる
- 自分の趣味のイベントに参加する
- オフ会に参加してみる
といった感じです。
こうした事をした結果、私は現在の奥さんと知り合いましたし、知人もテニススクールに通って友人が出来て楽しそうでした。
なおこうしたイベントの詳細は、以下記事で記載しています。
ちなみに私が参加して楽しかったのは、ゲームバーが開催するイベントでした。
ゲームバーが人狼ゲームなどのイベントを開催しており、運動が苦手で趣味が少ない人も気軽に参加出来るのでオススメです。
自分の街 + ゲームバー といった調べ方をすれば近場のゲームバーが出てくると思います。
またこうした交流の場に行くと、必ず変な勧誘にあいます。
これはもう割り切っておき、変な勧誘がきても断れば良いだけなので、人間不信になったりせず根気強くいきましょう。
なお私自身、たくさん怪しい勧誘にあってきたため、それらの経験をまとめてますので、参考にしてみてください。
日本社会の未来は明るい
最後に、暗い話題ばかりの日本社会を明るくしたいため、あえてポジティブに見た日本の未来について語ってみます。
ここまでいろいろと日本社会の問題等について語ってきましたが、一方で日本の労働環境は確実に良くなっていっていると感じます。
例えば、
- 有給の年間最低5日の取得が義務化されたし
- 労働基準違反の企業は、厚労省に公表されるようになったし
- 父親の育休にも力を入れ出したし、
と労働環境と同時に、少子化対策にも力を入れてるようなので、これから国の資金がもっと少子化対策に回れば、明るい話題も出てくると思います。
また年金問題も、NISA枠拡充により非課税で資金を増やす方法も用意されました。
これにより投資する人が増えれば、日本経済にもっと資金が入って景気も少しは良くなるんじゃないかと思っています。
こうしたNISAといった、自分で資産を増やす方法は用意されているため、こうした制度を利用して自分個人の生活をよくしていきましょう。
もし仕事が辛くて、そんなこと考える余裕がないという人は、とりあえず仕事を辞めてみても良いと思います。
仕事を辞めるのは逃げではありません。
詳細は以下記事にまとめてますが、しんど過ぎると正常な判断もできないため、とりあえず退職してから考えてみるのも全然アリです。
それでは、また!
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