夢がないとダメなのか? 夢が無くても大丈夫な理由

夢がないとダメなのか?の議論に独断と偏見で終止符を打ってみた

こんにちは、ガマドドラン(GamadoDragon)です!

この記事は、以下のような方に向けた発信です。

  • 将来の夢はなにか?と聞かれるのにウンザリしている
  • 特技も長所もなくて、自分の適性がわからない
  • 一生頑張れるほど、好きなものが無い

就職・受験が近くなってきたり、働きだすと、意識高い系の友達や大人から、

  • 将来、なにかやりたい事ないの?
  • 夢中になれることを見つけた方が良い
  • どんな事をしたい、とかは無いのか?

と言われる経験をした人は多いと思います。

 

こう言われると、大きな目標を持っていないといけないように感じてしまいます。

 

彼らの言いたい事は、おそらく、

上司
大人

夢(=目的)を持って、それに向けて建設的に努力しないと、やりたい事ができた時に達成出来ないよ

という事だと思います。

 

しかし私は必ずしもすぐに夢を持つ事が、幸せになるために必須だとは思っていません。

 

そこですぐに夢を見つけなくても良い理由や、夢を早く見つける方法を説明していきます。

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夢がないとダメなのか

夢がないとダメなのか

後からでも専門性を持てる

やりたい事を早くから見つけることのメリットは、やりたい事(=目標)を早く見つけて、それに向けて専門性を磨く事だと言えます。

反対にやりたい事が無いと、方向性が定まってないため、やりたい事を見つけるためにいろいろな事をかじって専門性が浅くなると言えます。

ではやりたい事を社会人になってから見つけた人は全員専門性が無いのかというと、そうではありません。

 

なぜなら、いろいろな事に広く浅く取り組んでいると、いつかそれらのスキルをかけ合わせる方法が分かり点と点が線になる瞬間がきます

そして1つのスキルでは100に1人でも、100人に1人のスキルを2つ持てば、そのスキルを2つ掛け合せたフィールドで闘えば、100✕100=1万人に1人の人材となる事も可能です。

 

つまり目的無く、手当たり次第に取り組んできた無関係な経験も、それらを繋ぐ方法さえ見つければ有効活用できるわけてす。

 

かのスティーブジョブズも、大学中退してまでカリグラフィー(文字を綺麗に見せる方法)を学び、それがマック作成時のデザインに活きたそうです。

このように無関係そうな経験を繋げる方法が分かれば、小さい頃から夢を持って建設的にスキルを磨けなくても、専門性を持つことは可能です。

 

そして自分の強みを活かせる事を夢にした方が、充実した生活を送れる可能性が高いため、今の強みに掛け合わせれそうな事を学び、それらを活かして出来る事を夢とするのがオススメです。

 

例として私のケースだと、英語を使いながら専門性が少しいる分野で営業を行った経験をブログで発信しています。

そしてこのブログで独立しつつ、コミュニティも作る事が私の夢です。

夢と流行は常に変わるもの

悩める人
悩める人

夢は見つけれるけど、やりたい事があり過ぎて、結局迷ってしまうんだよな

という人は多いと思います。

もしくは、夢に向かってスキルを磨いてみると「思っていたのと違った」となり、夢が変わる人もいます。

 

こうしたタイプの人は、インテリ系の友人や、大人から、

先輩社員
インテリ友人

君は計画性無く過ごしてるから成果が出ないんだよ。俺みたいに軸もってやらないと、いつまでも同じことを繰り返すよ。

といったダメ出しをされて余計に悩みます。

 

しかし自分のやりたい事や、夢が途中で変わる事は悪い事でも何でもありません。

なぜなら、

  1. 新しい経験や知識を重ねると、新しい視点で物事を見れるようになる
  2. 環境や、技術、ツールもどんどん変わっていく

ためです。

そのため時代に応じて、夢を乗り換えていくのも、利口な生き方と言えます。

また経験を重ねて、新たな視点から過去の自分の決断は間違っていた、と方向転換した方が時には良い結果をもたらす時もあります。

 

例を挙げると、私の知り合いには中学生から一つの夢を持って、その道に進んだ人が居ます。

しかしその業界は超ニッチで雇用の流動性が低いため、高い専門性が必要なのに関わらず、労働条件は悪いようです。

このような業界の将来性など、中学生で見抜くのはほぼ不可能でしょう。

このため夢を持ち、それを達成する事に固執するのではなく、あくまで自分が幸福な状態にいる事を意識すべきです。

 

そして幸福度は、資産の多さにある程度比例すると思います。

なぜなら資産があれば必死に働く必要が無くなるので、人生の選択肢が増えるからです。

そのため一貫した夢を持って無くても、

  • 高収入だったり、
  • 転職に困らない需要のある職種だったり、
  • 将来性がある業界だったり

したところを見つけて、そこそこ自分の強みを活かせれれば、満足いく生活を送れる可能性が高いです。

 

また、そうした生活を送ってるうちに、夢ややりたい事なんて後から見つかります。

偉人でも、遅咲きの人はいる

実は時代をときめく偉人や有名人でも、若かりし頃を見てみると、行き当たりばったりな人もいます。

 

例えば、有名な画家のゴッホは28歳まで会社員や、牧師見習いをしており、絵を生業として生きていなかったようです。

しかしふとしたきっかけで絵を描いているうちに、絵を描く事を仕事と決意していったようです。

 

またケンタッキーフライドチキン(KFC)の生みの親であるカーネル・サンダースは、40歳まではガソスタを経営したり、いろいろな仕事をしたりしており、飲食とは全く関係なかったようです。

そしてガソスタの一角に始めたカフェがヒットして、本格的に今のKFCのビジネスモデルを開始したのは62歳からです。

 

このように最初から計画して無かった事でも、

  • 将来性がありそう
  • 自分に合っていそう
  • やってて楽しい

といった感じで、方向転換してみたらうまくいくケースもあるわけです。

 

逆に小さい頃か一つの夢を追いかけててもうまくいかない人は、方向性を変えて見たほうがうまくいく可能性もあります。

 

そして私の持論では、世の中には、

  • 先を予想して計画を立てるのが得意なタイプ (思考派)
  • 行動した結果から次を考えるのが得意なタイプ (行動派)

の2種類がいると思っています。

そして行動派タイプには、建設的に計画を立てるより、いろいろやってみて良いと思った事を追求する方が強みを活かせると思います。

 

このため、行動派タイプは目標を見つけるのに時間がかかる事が多く、

怒る人
インテリ系

建設的にキャリアを磨かないと、そんなフラフラしてると何も達成できないよ?

といった批判をされる事もありますが、こういう声を気にせず、自分の強みを活かせるフィールドを探し続けてほしいと思います。

 

そのため今は夢や目的が無く焦るかもしれませんが、エネルギーを溜めている期間と割り切り、やりたい事を見つけたら、全力でそれに向かえば良いだけです。

やりたい事リストを使い分ける

悩める人
悩める人

やりたい事はあるけど、就活とかで語れるような事じゃないんだよな~

という人は多いと思います。

 

こうした場合、人生を通してやりたい事 (= 長期でやりたい事)は友人や家族に語る事として秘めておき、仕事などのオフィシャル向けには、短~中期でやりたい事を語ります。

 

私の例だと、人生でやりたい事はコミュニティを作ってワイワイ気楽に過ごす事です。

一方で中期では、いろいろな事を経験したい ⇛ 他人が経験できない事を経験したい ⇛ 専門知識を身に着けたり、就労者でないと得れない経験したいとなり、

そして就労者でないと得れない経験とは、

  • 大型工場や、工事現場、大きな会社に関係会社として携われる経験
  • 仕事として普通なら行かないような地方へ行き、ローカルの人と関わる経験
  • 自分の行動で、会社の売上を増やす(=自分でお金を稼ぐ)経験

という事がオフィシャル向けのやりたい事です。

 

このように複数あるやりたい事や、原動力を場面によって使い分ければ、嘘も矛盾も無く、好印象を与える事ができます。

 

そのため大切なのは、伝える相手によって自分の目標や原動力を使い分けることです。

 

悩める人
悩める人

そうは言っても、あんまりやりたい事とかも無いしな~

という人は、自分のやりたい事をより多く自覚するために、

  1. まず好きな事を連想する
  2. その好きな事が、好きな理由を考える
  3. その好きな理由の理由を考える

のがオススメで、3回ぐらいやると割りと本質的な部分が見えてくると思います。

 

以下、例として、旅行が好きな人の動機と、高級車が好きな人の動機を私なりに書き出してみました。

旅行にいきたい 理由

高級車に乗りたい

これらの表の通り、1つの好きに1つ以上の動機があるため、出来るだけたくさん書き出して自覚しておく事がオススメです。

こうしてたくさん自分の原動力を理解しておくと、いざとなった時にスラスラと説明できたりします。

何するかより、どうあるか

よくプロアスリートや、有名実業家は成功者として考えられますが、その理由は彼らが何か大きな快挙を成し得たからです。

しかしそうした快挙をなし得てメディアに取り沙汰されるのは一瞬で、普段は苦痛で地道な作業の積み重ねであり、むしろ人生の大半を日常の地道な作業に費やすと言えます。

 

そのため、この日常業務が楽しいかどうかが大切と言えます。

稀に、苦痛な日常業務を苦と感じないストイックな人がいますが、彼らは目的を達成した一瞬の快楽のために普段の苦痛をもろともしない超目的思考型で、このタイプは非常に稀です。

 

そのため多くの人は、

  • どんな働き方をしたいか
  • どんな状態であれば楽しいか
  • どんな事に携われれば、刺激的か

といった事を意識して、これらを満たせるような夢ややりたい事を持つ事がオススメです。

目標の見つけ方

目標の見つけ方

ここまで夢が無くても大丈な理由を語ってきました。

それでもやはり、

  • 夢が無いと不安だし
  • 就活で語れる夢はあった方が良いし
  • 何かしら目標を見つけたい

という人はいると思います。

 

そこでここからは、夢や目標を見つける方法について語ろと思います。

やりたい事のマネタイズ方法を意識する

多くの人は、やりたい事はたくさんあるけども、お金や時間の制約があるため実行できてないのが現実だと思います。

そのため極端な話、やりたい事でお金を稼げれれば、やりたい事を実現可能となります。

とはいえ、

悩める人
悩める人

とはいえ好きな事を仕事にすると、嫌いになるって聞くけどな~

という意見もあり、これは好きを仕事にすると責任が掛かるためだと思います。

 

そのためオススメなのは、資産を貯めて株の配当金や、家賃収入を得れるようにして仕事の収入に依存している状態を無くし、少ないプレッシャーでやりたい事でお金を稼ぐ方法です。

 

そうすれば必要な収入が減るため、多少収入が減ってもストレスも少なく済みます。

過酷な環境を経験してみる

キツイ環境を経験すると、走馬灯のように過去の楽しかった事や、記憶が蘇る事があります。

そのため過酷な環境をきっかけに、自分が好きだった事 = 今後やりたい事候補を見つけれる可能性があります。

 

もし仕事をした事がない人なら、バイトでも何でも良いので1日9時間勤務(1時間昼休憩)を体験してみるのがオススメです。

1日9時間勤務をしてみて、その生活が平日5日間続き、長期休暇はお盆休み、GW、正月だけだと想像してみます。

そして、

  • その環境でもやってみたいと思える事や、
  • その環境下から解放されるなら、やってみたい事

などを想像してみると、よりやりたい事をイメージしやすくなります。

 

既に働いている人の場合、ハードなプロジェクトや、少しハードルの高い目標を自分に課して仕事をしてみると、本当にやってみたい事を見つけやすくなります。

自分の強みを意識する

就活の面接などに使うようなオフィシャルなやりたい事を見つける場合、自分の強みが活かせる事を、夢リストから選んだ方が良いです。

 

なぜなら仕事ではパフォーマンスを求められるため、いくらやりたい事でもど素人のフィールドより、少しでも強みがある分野の方が楽ですし、なんだかんだ周囲より優れている事は仕事でも楽しくなります

 

ちなみに私の例だと、英語を学んだが、英語単体では役に立たないので専門知識を身に着けないとと思い、専門性の高い業界に就きました。

しかしこの時行った悪手が、英語を一切使わない仕事に就いた事です。

強みが英語なのに英語が使えない環境に居ると、何もない人間になるので劣等感に陥りますし、

会社員
先輩

ガマドドラゴン君は学校でなに学んだの?なにが得意?

と聞かれると英語と答えるしかなく、こいつの長所は活かしづらいな、と思われているだろうな、とヒシヒシと感じました。

そして何より、自分の特技や長所は、大なり小なり自分が労力を注いできた事であり、そうした分野を活かせた方が自分の成長も感じやすいです。

 

私のようなあからさまな失態を犯す人も少ないでしょうが、こうした失敗をしないように参考にしてください。

 

なお自分の強みが分からない人は、森岡毅氏の著書、”苦しかったときの話をしようか” で見つけ方を解説してるのでオススメです。

いきなり本を買うか迷う人には、以下記事で解説してるので参考にしてください。

原動力はやる気の源

原動力はやる気の源

ここまで夢が無くても大丈夫な理由と、夢を見つける方法について語ってきました。

夢=目標 は見つけるのは遅くても良いですが、自分のやる気の原動力となる欲は早めに言語化できるようになった方が良いです。

自分の根源の欲求を意識すると、その条件を満たした時により満足感が増して幸福感が上がると考えています。

 

なお自分の人生の棚卸しに苦労している人は、私自身の人生の転機を振り返ってみた記事を記載しておくので、何かの参考になれば幸いです。

 

共により良い会社で、より満足の出来る社会人ライフを過ごしていきましょう!

それでは、また!