こんにちは、ガマドドラゴン(GamadoDragon)です。
2019年11月23日に六甲山縦走へ参加しましたので、その記録をまとめます。
六甲山縦走の詳細を知りたい人向けに、私が六甲山縦走へ参加した時の感想と反省点を
記載していきます。
六甲山縦走 概要
六甲山縦走は、毎年3月と11月にそれぞれ2回ずつ行われる定期的なイベントです。
※コロナウィルスの影響により、2020年は中止。
ちなみに、11月と3月で主催している団体が違います。
11月は神戸市が主催、3月は兵庫労山が主催しています。
なお、コースは56kmの全縦コースと、半縦コース(西:25km 東:28km)があります。
自信がない方は、半縦コースから始めてみるもの手ですが、全縦コースをやり切った時のすっきり感は最高です。
申し込み方法
六甲山縦走へ参加する場合の参加方法をご紹介します。
神戸市(11月)のイベントへ参加する場合
六甲山縦走の申し込み期間中は、下記のJTBのサイトにて六甲山縦走の項目が現れます。
まずJTBに会員登録を済ましてから、申し込みをし、指定の金額をコンビニなどから振り込みをしましょう。
後は指定の書類が送られてくるので、そちらを受け取り当日に持参しましょう。
兵庫労山(3月)のイベントに参加する場合
兵庫労山のホームページから、申込書を印刷して、郵送にて申し込みします。
後は指定の書類を受取り、当日に持参しましょう。
準備~現地到着
まず六甲山縦走のために準備した物は以下のとおりです。
- おにぎり 4個
- 水 500ml 2本
- スポーツドリンク 2本
- チョコ 3箱
- 塩系お菓子 3箱
- 記録兼チェックカード
- バンドエイド、キズパワーパッド
- 雨合羽
- ウルトラライトダウン
- ヘッドライト
水分・食材について
食材ですが、先輩から重たくなるため水類は少なくした方がいいとのアドバイスを受け、現地で自動販売機やコンビニで都度買い足す方法を取りました。
そのため少し足りないかな、という量を準備しました。
実際のところは、面倒くさくなって途中で2L分買ってもそこまで重く感じなかったため、最初から必
要量の水分を持ってきても良かったかなと感じます。
ちなみに水分は、水とスポーツドリンクの両方を持っていくことをおすすめします。
なぜなら水だけだとミネラル分が不足して飲んで飲んでも喉が乾きます。
そのためスポーツドリンクは必須です。
かといってスポーツドリンクのみだと、それもまた水が欲しくなるときがあるからです。
次に食材について、これまた重要です。
長時間登山していると身体が重くなってくるのですが、ご飯を食べると不思議と動けるようになるんです。
そのため、食材は重くならないようなものをたくさん持っていくことをおすすめします。
私の場合、おにぎり4個は早々に食べきり、途中からはお菓子でしのいでいました。
甘いお菓子と、塩系のお菓子を持ってきていたのが幸いで、どっちも欲しくなるタイミングがあるの
で、食べたくなった時に使い分けていました。
また途中で、お菓子ではなくガッツリした食べ物が欲しくなり、コンビニで肉類を買って食べました。
食材と水分は重要なのでしっかり準備しましょう。
チェックカードについて
チェックカードは、写真を貼付けして当日持参しましょう。
受付にて写真がないと、本人確認の処理等を行わないといけないため、写真は添付しておいた方が無難です。
登山回想
ご参考に登山の様子を、感想や注意点も交えて説明していきます。
受付開始
六甲山受付は、午前5時からです。
受付場所は、須磨浦公園駅前です。
しかし、私は混むと聞いていたため4時半にタクシーで須磨浦公園前に到着しましたが、それでもこの混雑っぷりです。
待ち時間の間は、持参したおにぎりを食べてエネルギーを補充します。
そして5時過ぎにようやく受付ができたのですが、なんとチェックカードに写真を貼付け忘れるという失態を犯します。
そのため別の窓口に行き、免許証を提示して本人確認済み印をもらい、ようやく出発です。
このチェックカードはその後のチェックポイントで必要となります。
スタート
いよいよ出発です。
まずは旗振山を超えて、高倉台まで下ります。
旗振山~横尾山頂
旗振山の上り坂は、早速混雑していました。
自分のペースでは歩けず、前の人の後ろについて歩くためゆっくりとしたペースです。
旗振山を登っていると、朝日が昇り始めてきました。
次に高倉台の町中を通って、横尾山頂へ向かいます。
高倉台は山ではなく普通の町中であり、地図を見ながら歩かないと道を間違えます。
私自身、2回ほど道を間違えてしまいました。
そして高倉台から横尾山への上り道が恐怖の混み具合となります。
ここの行列で、歩くどころか立ち止まって列を待つほどの混雑ぶりでした。
ここでのタイムロスはおおきかったですが、周囲を見渡す時間が多かったため、明石大橋が見えました。
また、この行列待ちの間に、今後使えそうな杖代わりの木を見つけました。
杖の木は途中でとても助かったので、早めに杖を見つけておくと便利ですよ。
そして、無事に横尾山山頂へ到着です。
横尾山~高取山頂
次に横尾山頂から高取山を目指します。
横尾山頂の頃で、ちょうど朝日がきれいでした。
そして高取山に行くまでの、お楽しみコースが須磨アルプスの馬の背です。
ここは、アルプスのような景色だから、須磨のアルプスという意味で須磨アルプスだそうです。
これぞ、究極の山登りと言えなくもないですが、こんなことしてたら死人が出るんじゃないかと思いました。
きちんと、急な斜面では鎖やロープがあります。
ちなみに、ここを人が歩くとこんな感じです。
この難関エリアを超えて高取山頂に到着です。
高取山頂のシンボルは撮影していませんが、高取山頂到着時には、日がかなり登ってきていました。
高取山頂~菊水山頂
高取山頂からは、また町中を通って菊水山を目指します。
そして私は六甲山縦走では、高取山から菊水山までの登山道が一番過酷だと感じました。
鷹取山から下山して町中を抜ける際、住宅街なのでここも迷わないようにしましょう。
またこの住宅街が長く、アスファルトが地味にヒザにきます。
また途中でコンビニが何軒かあるため、水の補給はこの付近を予定しているとスムーズです。
そして山頂を目指していると、途中で紅葉を発見。
このあたりで、菊水山頂まで残り2km、のような看板があり、もうすぐなのか、と思って登りました。
しかし、そこからがとてつもなく長かった。
もう5kmぐらい歩いたんじゃないか、と思うぐらいでした。
無事に菊水山頂へ到着しまし、山頂の写真はないのですが、景色は撮影しました。
もう日がかなり上がってきています。
菊水山頂では、登頂記録をつける係の人たちがいて、チェックインを済ませます。
その後、少しご飯休憩で20分ほど休憩しました。
菊水山頂~鍋蓋山頂
菊水山頂で休憩を終わらせたら、次は鍋蓋山を目指します。
鍋蓋山の途中で、新興住宅地の鈴蘭台が見えました。
鍋蓋山へ向かう下り坂の途中で、足を痛めるハプニンが発生しました。
登山靴のスネ部分が足に馴染んでないようで、紐靴を結び直すことでマシになりました。
この時、持参してきたキズパッドに助けられました。
そのため、絆創膏やキズパッドは持ってくるべきです。
なんだかんだありながら、鍋蓋山頂へ到着。
菊水山頂がすぐ向こう側へ見えます。
鍋蓋山頂にて、登頂時間記録を済ませます。
鍋蓋山頂~摩耶山頂
次の、摩耶山頂までが長い道のりです。
地図上の高低差や距離からも、ここがかなりしんどいだろうと予想していました。
ちなにみ、途中でポートアイランドと神戸市内が見えたため、パシャリ。
そして途中にある、大龍寺で到着時間の記録を行います。
そしてこの大龍寺で、スタッフの方が
ここまで20kmだよ!あと40kmもあるよ~!頑張れ~!
と激励?をしており、まだここで20kmなのか、と絶望しました。
その後、摩耶山へ登り始めますが、距離は確かに長かったです。
しかし覚悟していたためか、道は思っていたより過酷とは感じなかったです。
一方で一緒に登山していた人にとってはキツかったようでした。
そして摩耶山頂に無事到着。
摩耶山頂からは、六甲アイランドが見えました。
神戸市の主催している六甲山縦走では、摩耶山頂でレモン入りポッカレモンが飲み放題でした。
そのため、ここで30分ほど休憩をしました。
摩耶山頂~六甲山頂
そして次に目指すは、最高峰の六甲山頂です。
六甲山頂に行く途中は、塗装道路が多かったです。
道のりは長く1時間程度かけて、六甲山頂に到着です。
フラワーガーデンが見えたので撮影。
そして、ここが最後のギブアップポイントとなります。
ここより先は下山する場所がないため、辛くなっても宝塚まで到着するしか方法がありません。
そして、この時点で既に日が傾き始めていました。
六甲山頂~一軒茶屋
六甲山頂からは、次に最後のチェックインポイントである、一軒茶屋を目指します。
一軒茶屋までの道のりも道路が多い道でした。
一軒茶屋の手間では、17時頃で既に夕暮れとなっていました。
そして、一軒茶屋に到着。
一軒茶屋というお店の横で、休憩と到着時間のチェックインを行います。
ここでのチェックインを終えると、後は宝塚で最後に記録するだけとなります。
この時間になってくると、11月の山ではかなり寒いです。
私は持ってきていた防寒着を着込みましたが、それでも寒かったため、ウルトラライトダウン等は必須です。
一軒茶屋~宝塚駅
一軒茶屋から宝塚までは、ヘッドライト必須です。
山道を真っ暗な中歩くため、周囲に人がいないと道が見えません。
少し怖いように感じますが、道が狭くてずっと周囲に誰かがいる状況で歩くため、怖さは少ないです。
しかし、ここからは10km近くを休憩ポイントなしで歩ききります。
そのため、かなり長く感じました。
休憩ポイントはありませんが、脇道で都度休んでいる人はいたため、辛くなった場合は脇道にそれて休憩をするようにしましょう。
そして下山の途中で、ついに宝塚の夜景が見えました。
そして、なんとか無事に宝塚駅前のチェックポイントに到着です!
到着時間は20時でした。
5時スタートで20時到着のため、15時間かかりました。
初心者にしては、まずまずな所要時間だったのではないでしょうか。
そしてゴール地点にて、以前は豚汁やおしるこが振る舞われていたそうです。
今はなくなってしまったため、そのまま帰宅して筋肉痛に襲われました。
まとめ
六甲山縦走は、達成感があるため、また開催されたらぜひ一度参加してみて下さい。
参加の際は、
- チェックカードに写真を貼ること
- 防寒着を持ってくること
- キズパワーパッドや絆創膏を持ってくること
- 食材とお金を持ってくること
に気を付けて、楽しい登山にしましょう!
では、また!