- 中小企業へ転職してみたいけど、リスクが気になる
- 大企業への転職だけでなく、中小企業にも興味がある
- やっぱり中小企業への転職は危険なのか知りたい
この記事は、このような悩みを持つ方向けの発信になります。
こんにちは、ガマドドラゴン(GamadoDragon)です!
大企業へ入社してみたものの、
- 働かない人が得する文化
- 頑張っても報われにくい、年功序列の給与システム
- 社内ルールでがんじがらめ
- 会社にとって1つの歯車感
こういったことに悩み、環境を変えるために中小企業への転職を視野に入れ始めている方は多いのではないでしょうか。
そんな方向けに、中小企業へ転職する際のリスクや、気をつける点をご紹介していきます。
なお、ここで指す中小企業とは、
- 資本金3億円未満
- 従業員数 300人以下
とします。
実際は業種によって、中小企業の定義は違うようですが、分かりやすいため上記の指標で考察をしていきます。
中小企業への転職が持つリスク

中小企業への転職のリスクを把握するために、大企業と比較しながらご紹介していきます。
収入が下がる
まず平均給与は、企業規模が大きくなればなるほど比例して高いです。
これは国税庁が出している統計からも裏付けがあり、企業の資本金が多くなるにつれて社員の平均給与も比例して上昇しています。
実際に統計を見てみると、資本金が1億円未満の企業の平均給与は、449万円なのに対して、資本金10億円以上の企業は、平均給与628万円となっています。
また出張手当や、昇給金額、退職金などといった面でも中小企業では大企業より劣ることが多いです。
【出典】平均給与 国税庁
福利厚生がない
給与面に加えて、潤沢な資産を持つ大企業の方が福利厚生に対しても費用を使えるため、福利厚生面でも劣ることが多いです。
福利厚生の代表例としては、
- 住宅補助
- 資格支援制度
- 会社の設備やシステム
といったものがあり、その他にも上記とは別に企業によっては独自の福利厚生制度を導入している大手企業も珍しく有りません。
そのため給与の収入が減ることに加えて、こういった福利厚生面でも自分のお金を使うことになり、支出が増える可能性があります。
信用がなくなる
大企業は長年の実績や企業規模などから、社会的信頼度が高い一方、中小企業は実績やブランドがないため社会的信頼がありません。
そのため大企業と比較して中小企業だと、
- 取引できる仕入先が少ない
- 自分個人のステータスがなくなる
- 社名や商品のブランドを使った営業ができない
といった不遇な立場にあるため、大企業時代の仕事のやり方や営業方法を一新する事を迫られる場合もあります。
選ぶべき中小企業の特徴

これらの中小企業のデメリットを見ると、中小企業に良い点はない、となりそうですが、中小企業でも期待できることはあります。
それは将来大企業になる可能性がある、という事です。
そのため中小企業へ挑戦したい方は、将来大きく成長しそうな会社を見極めて入社するのがオススメです。
そして次に、この見極めのために注目すべき点をご紹介していきます。
経営者
中小企業は、経営者の思想や価値観が反映されやすいです。
そのため中小企業へ転職をする場合は、経営者の
- 価値観
- 人柄
- 人望
- リーダーシップ力
といった点を観察しておきましょう。
まずは自分が魅力に感じる経営者か、そして仕事に情熱を持っている経営者かも重要な指標です。
成長しそうな産業か
いくら経営者にカリスマ性があったり、仕事に熱意を持っていても斜陽産業に位置する商品やサービスを展開していたら、売上を上げ続けるのは大変です。
一方で、市場が成長し続けている場合は、何をしなくても売上が伸びやすいため短期間で会社が大きくなりやすいです。
そのため企業の販売している商品やサービスが、時代の先を読んだものなのか意識する事がオススメです。
会社にビジョンがあるか
これらに加えて、会社にきちんとしたビジョン=方向性があるかも重要です。
方向性が曖昧な企業の場合、社員全員が同じ方向性を見ていないため、
- 意思疎通が悪くなったり
- 相乗効果が得にくかったり
といった弊害が起きやすいです。
そのためビジョンを持って同じ価値観の人達が働いている職場か確認することがオススメです。
まとめ:企業選びが大切

中小企業に就職することは確かにリスクを伴います。
一方で企業選びがうまくいけば、大企業時代には味わえないメリットを享受できる可能性もあります。
そのため中小企業へ就職を検討している方は、
- 経営者
- 会社の業界
- 会社のビジョン
といった3点を意識して転職活動をする事をおすすめします。
では、また!